19年ぶりに誕生した日本人横綱が、引退してしまいました。
稀勢の里関。
妻と同じ茨城県出身でしたので、
(相撲はほとんど見たことないけど)応援していました。
上記記事から抜粋ですが、
数多くのけがを乗り越えて38歳まで現役を続けた元大関魁皇の浅香山親方は「けがは(力士にとって)つきもので、みんなすること。けがとどう向き合うかでその先の人生が変わる」と指摘したうえで、こう続ける。「稀勢の里は徹底してけがを治し、稽古をしっかりできるようになってから本場所に出るべきだった。試す場もないまま本場所に出たように見えたし、結局場所に出ても中途半端に終わった。横綱だから番付も落ちない。半年くらい堂々と休めばよかった」
稀勢の里が横綱に昇進するまでの15年間で休場はわずか1日だけ。
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相撲は、15日×6場所で年間90回しか土俵にあがる機会はありません。
1年の4分の1です。
しかし、残りの期間は、ひたすら稽古をしています。
相撲の世界は厳しく、
TVで放映される取組に出てきて、
多くの人が知っているような十両以上の力士は、
相当な上位層。
稼ぎも、十両以上とそれ未満で天と地ほどの差があります。
横綱の年収は、3000万を優に超えるそうです。
それだけもらっているわけですから、
休みたくても休めない。
休んだらファンに申し訳ない。
そんな思いがあったのかもしれませんね。
(良いとか悪いとかではなく)真面目な日本人の
代表例のような気がしてしまいました。
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上記記事にあるように、
ある時期に思い切って休みを取って、
完全にけがを直しておけば、
もう少し違った結果になったことでしょう。
でも、それがなかなか難しいのですね。
置かれた立場、環境、周囲からの期待、
家族の存在などなど、色々あるので、
そうは言っても休めないんじゃーー!
ということもあるわけです。
受験勉強においても、似たようなことが言えるでしょう。
ちょっとした風邪、ちょっと熱っぽい。
なんだかちょっとだるい気がする。。。
まぁでも気のせいだな。
時間がもったいないし、
休んでる間に他の人は勉強してるわけだから、
そんなにひどくないしら勉強してしまおう!
そう考える人もいらっしゃいます。
ただ、ちょっと待って下さい。
休むのも勉強のうちですよ。
仮にその状態で1日勉強していても、
おそらく万全の体調のときより集中力は落ちています。
さらに、悪化する可能性もあり、
結局トータルでの勉強時間は減ってしまうかもしれません。
今日は答練があるから休めない・・・
今日講義を受けないと計画が狂うから・・・
その気持ちもよく分かります。
が、受験は長期戦。
トータルで考えてみてどちらが良いのか、
しっかり考えてみて下さい。
休むのも勉強だと思って、
思い切って休むのもありですよ。
その分、翌日以降で取り返せばいいんですから。
仕事もそうですよね。
万全の状態でなく仕事をしても、
成果は出しにくいです。
もちろん常に万全の状態にするべく心がけておくことが、
プロ(=世の中全てのビジネスパーソン)には求められるんですけどね。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
五反田で仕事。
その後は、渋谷校にて基礎答練2回目の解説。
夜は新宿で仕事仲間と打ち合わせです。