休むのも勉強のうち。稀勢の里関引退から学ぶ休むことの大切さと難しさ。

勉強法
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19年ぶりに誕生した日本人横綱が、引退してしまいました。

けがしても休めぬ 稀勢の里追い詰めた使命感 - 日本経済新聞
大相撲の横綱稀勢の里が引退を決断した。2017年1月の初場所で悲願の初優勝を果たして横綱に昇進、翌3月の春場所もけがを抱えながら22年ぶりの新横綱優勝を飾った。新時代の扉が開いたかにみえたが、そこから8場所連続休場するなど2年間で成績は急降下した。引退に追い込まれた背景には何があったのだろうか。【関連記事】稀勢の里が引...

稀勢の里関。
妻と同じ茨城県出身でしたので、
(相撲はほとんど見たことないけど)応援していました。

上記記事から抜粋ですが、

数多くのけがを乗り越えて38歳まで現役を続けた元大関魁皇の浅香山親方は「けがは(力士にとって)つきもので、みんなすること。けがとどう向き合うかでその先の人生が変わる」と指摘したうえで、こう続ける。「稀勢の里は徹底してけがを治し、稽古をしっかりできるようになってから本場所に出るべきだった。試す場もないまま本場所に出たように見えたし、結局場所に出ても中途半端に終わった。横綱だから番付も落ちない。半年くらい堂々と休めばよかった」
稀勢の里が横綱に昇進するまでの15年間で休場はわずか1日だけ。

相撲は、15日×6場所で年間90回しか土俵にあがる機会はありません。
1年の4分の1です。
しかし、残りの期間は、ひたすら稽古をしています。

相撲の世界は厳しく、
TVで放映される取組に出てきて、
多くの人が知っているような十両以上の力士は、
相当な上位層。
稼ぎも、十両以上とそれ未満で天と地ほどの差があります。

横綱の年収は、3000万を優に超えるそうです。
それだけもらっているわけですから、
休みたくても休めない。
休んだらファンに申し訳ない。
そんな思いがあったのかもしれませんね。

(良いとか悪いとかではなく)真面目な日本人の
代表例のような気がしてしまいました。

上記記事にあるように、
ある時期に思い切って休みを取って、
完全にけがを直しておけば、
もう少し違った結果になったことでしょう。

でも、それがなかなか難しいのですね。
置かれた立場、環境、周囲からの期待、
家族の存在などなど、色々あるので、
そうは言っても休めないんじゃーー!
ということもあるわけです。

受験勉強においても、似たようなことが言えるでしょう。
ちょっとした風邪、ちょっと熱っぽい。
なんだかちょっとだるい気がする。。。

まぁでも気のせいだな。
時間がもったいないし、
休んでる間に他の人は勉強してるわけだから、
そんなにひどくないしら勉強してしまおう!

そう考える人もいらっしゃいます。
ただ、ちょっと待って下さい。
休むのも勉強のうちですよ。

仮にその状態で1日勉強していても、
おそらく万全の体調のときより集中力は落ちています。
さらに、悪化する可能性もあり、
結局トータルでの勉強時間は減ってしまうかもしれません。

今日は答練があるから休めない・・・
今日講義を受けないと計画が狂うから・・・

その気持ちもよく分かります。
が、受験は長期戦。
トータルで考えてみてどちらが良いのか、
しっかり考えてみて下さい。

休むのも勉強だと思って、
思い切って休むのもありですよ。
その分、翌日以降で取り返せばいいんですから。

仕事もそうですよね。
万全の状態でなく仕事をしても、
成果は出しにくいです。

もちろん常に万全の状態にするべく心がけておくことが、
プロ(=世の中全てのビジネスパーソン)には求められるんですけどね。

★★★★★★★★★★

【編集後記】

五反田で仕事。
その後は、渋谷校にて基礎答練2回目の解説。
夜は新宿で仕事仲間と打ち合わせです。

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