資格試験受験生の必読図書として推薦したい本があります。
梅原大吾さんの「勝負論 ウメハラの流儀」です。
梅原さんはプロゲーマー。
梅原 大吾(うめはら だいご、1981年5月19日 – )は、日本のプロゲーマー。
日本での愛称はウメハラ、ウメ、ウメさん。アメリカでは本名のDaigoのほか、The Beastというニックネームでも知られる。
2D対戦型格闘ゲームにおいて数々の大会を制している、国際的に著名な格闘ゲームプレイヤー。とりわけカプコン社製の対戦型格闘ゲームで実績を多く残し、同社開発本部長(当時)の岡本吉起から「10年に一人の天才」と呼ばれた。
(Wikipediaより)
プロの世界で勝ち続けることは、とても困難なことでしょう。
そんな彼がどんなことを考えているのかが詰まった一冊。
何度も繰り返し読んでいます。
目次は以下。
第1章 なぜ勝ち続けることが大切なのか?
第2章 勝ち続ける自分を設定する
第3章 勝ち続ける基礎を固める
第4章 勝ち続ける知識と思考
第5章 勝ち続けるメンタルの構築法
この目次を見るだけで、読みたくなってきませんか?
個人的に圧巻なのは第3章。
どの章も素晴らしいことが書いてあるのですが、
どうしても読む時間が取れないというなら、
この第3章を読むだけでも十分元は取れるはず。
私の講義スタイルや考え方のベースは、
けっこうこの本に書いてあったりするかもしれません。
それくらい、メチャクチャ参考にさせてもらってます。
とにかく基礎が大切
プロであっても、いや、プロであるがゆえに、
基礎をとても大切にしています。
基礎を正確に習得し、結果としてまったく意識することなく基礎的なことを出せるようにならなければ、その先の個性は発揮されないし、能力や才能が開花することもない。
守破離の考え方ですね。
まずは徹底的に基礎固めをする。
そこからオリジナリティを出していけばいいのです。
キーワードは分解と反復
バスケを例にあげています。
ドリブルからのシュートという一連の流れの中でも、
さらに細かく分解することができます。
ドリブル、膝の曲げ方、相手のかわしかた、
シュートのタイミング、角度などなど。
どこがネックになっているかを特定して、
そこを潰すように反復することが大切です。
本当はドリブルしているときのスピードが悪いのに、
シュートを打つ練習ばかりしていても、
ドリブルからのシュートはうまくならないでしょう。
資格の勉強も同じです。
一つの論点であっても、
細かく分けることができますよね。
躓いている原因を特定して、そこを潰すような練習を反復することで、
苦手を潰していけるのです。
いつまで反復するのか
→無意識にできるようになったらクリア
基礎的なことは、無意識レベルで出てくるまで反復しましょう。
ここまでやれるかどうかです。
長いトンネルの終わりは突然やってくる
その直前まではひたすら地味で、我慢、我慢の連続だ
試験の直前期、先が見えなくてつらいかもしれません。
それでもコツコツやっていくと、
あるときふと、できる感覚になれるはず。
そこまでは我慢我慢です。
★
ちなみに、
「背水の逆転劇」
という動画は、見たことのある人も多いはず。
1分の動画ですから、まだの人は見てみて下さい。
このゲーム知らなくても、震えますよ。
超絶オススメしたい本です!
★★★★★★★★★★
【編集後記】
今日は五反田で仕事のあと、新宿校にて質問コーナー。
夜は、とある交流会です。