昨日は,公認会計士短答式試験の合格発表がありました。
総得点の60%以上で合格率が15.9%という難しい試験でした。
(目安として示されているのは総得点の70%です。)
合格された方,おめでとうございます!
8月の論文式試験突破に向け,気を引き締めていきましょう。
残念な結果に終わってしまった方,まだ大丈夫です。
5月短答合格→8月論文合格という例もたくさんあります。
今回の結果を振り返り,力を入れるべきポイントを明確にして下さい。
国家試験といえども作るのは人間
今回の試験,とある科目に不備がありました。
短答式試験は,選択肢の中から正しいものを選ぶ形式なのですが,
なんと正しい選択肢が存在しない(=正解がない)問題が出題されたのです。
公認会計士という,会計系の最難関資格の試験で,ですよ。
普通に考えたら,ありえませんよね。
でも,数年に1回のペースでこういうことが起こっているのが現実です。
作っているのが人間である以上,このようなことも想定しておく必要があります。
もちろん全員正解の措置がとられましたが,この問題に時間をかけてしまって,
他の問題を解く時間を失ってしまった方もいらっしゃるでしょう。
そのせいで不合格になってしまった方を思うと心が痛みます。
受かった人には「スルー力」があった
しかし!それでも受かっている人がいるのも事実。
その分かれ目は何にあるのでしょうか。
それは,正解がない問題をいかにスルーできたか,にあります。
「スルー力」
これを発揮出来たかどうかなのです。
答えが出ない問題にいくら時間をかけても点数は伸びません。
そんな問題はさっさと飛ばして,解けそうな問題に移ること。
これは制限時間のある試験における鉄則です。
全ての問題に真摯に向き合う姿勢は,復習時には大切ですが,
一発勝負の本番ではNGです。
自分の力で変えられないものはスルーしよう
この会計士試験の例は人生においても教訓にしたいところです。
世の中には,自分の力ではどうにもならない,どうにも出来ないことが山のようにあります。
それを,なんとか自分の力で変えて見せる!
と意気込むのも良いかもしれません。
でも,ときには割り切って,スルーしてみてはいかがでしょうか。
その方が人生うまくいく,そんな気がしています。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
今日はトライアスロンチーム「ポセイ丼」の決起集会です。
チームユニフォームも完成したとのことで,
受け取るのが楽しみです!
ないすとぅみーとぅ!