【Vol.188】ウケるのはいつも失敗談。

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

仕事柄,大人数の前で講義をすることがあります。先日は,そこまで多くない人数でしたが数十名の前にて行いました。初対面の人が多かったのですが,まあ,慣れっこです。

私が講義をする際に心掛けていることがあります。それは,過去の受験に関する失敗談を織り交ぜながら進めること。

これが大いに有効なんですね。え!?講師は尊敬されるような人間じゃなきゃだめでしょ?だったら失敗談なんか話さない方がいいんじゃないの?と思われる人もおられるかもしれません。しかし,それは間違いだと思います。

完璧な人間などいないということは頭では分かっていても,受講生からすると講師は神のように見えてしまうもの。(私が受講生の時はそう思っていました。)ここでは私自身が神かどうかは置いておきましょう。そんな先生にも,そんな暗黒時代があったのか,と思ってもらうこと,これがとても重要です。

失敗談をお話することで,一気に親近感を持ってもらうことができます。失敗談は深ければ深いほど良いと思います。が,日常の些細な出来事でも良いでしょう。転んで膝をすりむいたとか,人前でおならをしてしまったとか,お腹が痛すぎて駆け込んだら女子トイレだったとか,なんでもOK。親近感を持ってもらえればよし。その後の進行も円滑になります。受講生の表情も柔らかくなりますので,こちらとしても非常に話しやすくなるんですね。その結果調子に乗って話しすぎて延長してしまうこともしばしばあるのですが汗。

で,何が言いたいかというと,失敗談はめちゃめちゃ使える!ということなんです。聞く側からすると,人の失敗を聞いて喜ぶのもどうかという意見もありますが,話している本人がもう過去のことだと割り切っていて,ネタとして話しているなら大いに歓迎すべきでしょう。話す側も,人に話せるレベルになっている失敗であれば自分の中では解決している可能性が高いと思います。

とにかくたくさん失敗しましょう!とはいうものの,私は最近,失敗という言葉をなるべく使わないようにしています。なぜなら失敗は失敗であって失敗ではないから。

これまで書いてきたように,あとあと振り返ったときにはその失敗はプラスになっているんです。ネタとして話せて,それによって確実にプラスの効果を生んでいます。であれば,それはもはや失敗とは呼ぶにふさわしくない。近視眼的に短期的に,その出来事が起きたほんの一瞬だけであれば失敗のような気もしますが,その後続く長い人生においてはそんな失敗は大したことない場合が多いです。(人生を終わらせてしまうような,とてつもない失敗は除きます。)

じゃ,失敗するにはどうしたらいいの?ということですが,そのためにはとにかくチャレンジすることです。今までやったことがあることであれば失敗はしないでしょう。新しいことにチャレンジするからこその失敗です。0から1を生み出そうとするときに初めて失敗が生まれ,そしてそれを乗り越えたときに初めて0が1になる。

失敗したっていいじゃない。あとでものすごい爆笑のネタになりますよ。

さてここで問題。今日は「失敗」という言葉が何回でてきたでしょう?正解者には私と一緒に皇居ランが出来る権利をプレゼント!

 

最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

複利のような人生を。

 

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