消費税増税に伴って、
商品の価格変更が増えています。
商品の値上げをする方法について考えてみます。
純粋に、値上げする
今まで100円で売っていたものを、
120円で売るようにすれば、
20円分儲けが増えます。
もちろん、売れる個数が変わらない前提です。
とは言うものの、
純粋に値上げできたら、
苦労しません。
簡単に値上げできないから、
どの会社も、
試行錯誤しているわけです。
なぜ値上げが難しいのか?
値上げには、理由が必要だからです。
それも、1つでは足りません。
2つや3つ。
それ以上。
原料価格の高騰により~~
人手不足により~~
世界経済の~~~
AIが~~~
デジタルへの移行~~~
環境への対応~~~
などなど。
だから、増税時には、
値上げが起こりやすいのです。
本来、商品の価格には、
何の関係もないはずなんですけどね。
たくさんの理由を重ねると、
納得してもらいやすいから、
増税時はいいタイミングなのです。
値上げしたいなら、
値上げするための理由をたくさん持つことです。
同じ価格で容量を減らす
いままで100gで100円だったものを、
80gで100円にすれば、
実質的に値上げとなります。
これは、値上げに気づかれにくい。
けっこう、よく行われています。
しれっと。
私は、そこまで悪いこととは思いません。
誠実性に欠けるので、
本来であれば説明すべきとは思いますけどね。
大量生産・大量消費の時代ではないのです。
むしろ、少ない方が、
価値のある時代になってきています。
お金を払って断食する時代ですからね。
贅沢になったものです。
昔では考えられないことでしょう。
とはいっても、ライスの少なめが、
大盛より高くなっていたら困りますが・・・w
組み合わせる
セット販売です。
単品380円の牛丼に、
チーズと卵を乗せて、500円で売る。
これも立派な値上げ戦略です。
チーズと卵の原価を10円とすると、
これだけで利益が110円増えますからね。
・値上げできないか
・量を減らせないか
・セットで売れないか
これらを考えること。
それこそが、経営者の仕事。
商売において、
非常に大切になってくるのです。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
昨日は終日、企業研修の講師。
夜は原稿修正など。