単純な反復から脱却し、複雑な反復へと移行せよ。

勉強法
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車を運転するときの基礎は、

・シートベルトをする
・前方のみならず、左右、後方にも気を配る
・曲がるときはウインカーを出す
・暗くなったらライトを点ける
・速度を守る
・止まれでは止まる
・キープレフト
・ハンドル操作

などなどがあるでしょう。
(ほとんど乗らないのでイメージです)

このあたりは、教習所で徹底的に学ぶことになります。
何度も何度も何度も何度も何度も動作を反復することで、
身体に染み込ませていきます。
そして、ほぼ無意識に動作ができるようにならないと、
最終試験には通りません。
無意識になるまで繰り返す
すべての学びの基本です。

サッカーの基礎は、走ること。
1試合当たり10km程度走ることになるらしいですから、
練習で走り込みが必要になります。
私もこう見えて(?)サッカー部ですから、
練習では必ず走り込みをしていました。

走ることは基礎なので、
いくら繰り返しても足りないくらい。

ただ単純に運転出来る人は世の中にたくさんいますし、
部活レベルであればサッカー選手は世の中にたくさんいます。
そのレベルまでであれば、単純な反復で良いのです。

しかし、上のレベルを目指すなら、
何も考えない単純な反復では難しくなってくるでしょう。

プロのレーサーは、運転するときに、
もっともっと様々なことを考えているはずです。

プロのサッカー選手は走るときに、
毎回、テーマを決めているはずです。

何のためのランなのか?
脚力を付けるためのラン。
肺活量を増やすためのラン。
スピードを高めるためのラン。

同じランのように見えて、
その人の中では毎回違ったテーマを持っていることでしょう。
プロ級の選手たちは、日々、考え続けているのです。

プロのランナーもそうでしょう。
やっていることは、極端に言えば、ただ走っているだけ。

でも、その練習の中で、
メチャクチャ考えているのです。
どうすればもっとタイムを短縮できるか。
そのためには歩幅はどうすればいいか。
給水のタイミングや量はどうするか。
腕の振りはどうするか。
呼吸はどうするか。
目線はどうするか。
日々研究し、毎回試して、また修正し、ときには抜本改革をして。。。

受験勉強も同じです。

基礎問題を反復せよ!と私はよく言います。

それは、実は、ただやみくもに反復せよ、
ということではなかったりします。
毎回、何らかのテーマを持って反復してほしいのです。

・制限時間を変えて解いてみる
・問題文を読む順を変えてみる
・仕訳を書いて解く
・仕訳を書かずに解く
・下書きを変えてみる

同じ問題でも、日々、試行錯誤。
トライアンドエラー。
単純な反復ではなく、複雑な反復

基礎の反復が、何事においても決定的に重要なことですが、
その反復過程において、試行錯誤を繰り返すことです。

基礎の反復を複雑に
矛盾するようですが、伸び悩んでいる人は、
ちょっとここらでやり方を変えてみる必要があるかもしれません。

★★★★★★★★★★

【編集後記

今日はストレングスファインダーの研修を受けます。

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