2018年論文式試験、財務会計論(計算)の雑感。

勉強法
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論文式試験が終わり10日ほど経ちました。
TACの公式解答解説は7日(金)に出る予定です。

公認会計士 解答速報|論文式試験|資格の学校TAC[タック]
資格の学校TACが提供する公認会計士論文式試験解答速報。論文式試験の解答・合格ライン予想をいち早く掲載。本試験後のイベントやキャンペーン情報もお知らせします。

 

正式な解答解説やボーダー予想等は、
公開されるものを見ていただくとして、
簡単に雑感をば。
(完全なる個人的見解です)

 

全体としては例年どおり

問題の傾向や難易度等は、ここ数年と同じ感じでした。
第3問が割と易しめで、第5問が割と難しめ。

この傾向はしばらく続いていますので、
今後もこの傾向が本命になってきます。

第3問でなるべく落とさずに、第5問で部分点を拾っていく。
あとは可能な限り理論に時間を使いましょう。

計算については、
テキストやトレーニングで十分に合格点が取れる問題でした。

 

第3問

個別S/S

第3問の1つめの論点は個別株主資本等変動計算書です。
2016年に似ています。2008年にも似ています。
株主資本以外の項目も、純額ではなく理由ごとに表示する容認の方法ですね。

どうしてこれがこんなによく出るのか分かりませんが、
もう個別S/Sの定番論点になりつつあります。
(5月の短答でも出ましたし)

配点9箇所のうち、どんなに悪くても5箇所は取りたいです。
「△」を付け忘れたり、
「0」の指示がなくて悩んだりする可能性はありますね。

配当の準備金積み立てはちょっと気づきにくいですが、
それを踏まえても7箇所は取れる問題です。
満点も可能ではありますね。
純資産合計はさすがにきついと思いますけど。

 

個別C/S

第3問の2つめの論点は個別キャッシュ・フロー計算書。
2015年に似ています。2007年にも似ています。

こちらは、逆立ちしてても解けるくらい簡単でしたね。
僕、逆立ちできませんけど。

なんとか満点取っておきたいです、はい。
キャッシュ・フロー計算書を切らずに、
しっかり学習してさえいれば、取れますよ満点。

「△」忘れ等の凡ミスが痛いです。
あとは集計が多いので、電卓ミスもこわい。

 

第3問は、全部で18箇所あるうち、
どーーーーーーーんなに悪くても12箇所は必要かな。
もしかすると、12箇所だと得点比率52には届かないかも?
理想は15箇所以上です。

 

第5問

例年どおり、連結総合問題でした。

ここ数年の第5問と比べると、解きやすい印象。
ではあるものの、実際には難しい論点がそこそこ多く、
出来たと思っても出来ていない箇所が多くなるかもしれません。

在外子会社でいかに失点しないか、でしょう。
在外子会社はいたってシンプルでしたから。

あとは、成果連結が出ていませんでしたので、
それも解きやすさの一因だったかもしれません。

在外子会社(B社)だけに全力を注げば18箇所中7箇所取れます。
これが最低ラインかなと。
取得関連費用を除くのはさすがに知っていて欲しいです。。。

それに、A社のうち何カ所取れるか。
土地とか、非支配株主持分とかは、まぁ簡単です。
いくつか拾っていって、10箇所以上取れていれば十分。
12箇所以上取れている人もいるはずです。

 

まとめ

特に第3問は、過去問と似たり寄ったりでした。
しかも割と近い年度の。

TACでは論文直前講義で3年分の過去問を配布していましたので、
1回でも解いていれば、見たことあるな、
と思いながら解くことが出来たでしょう。

さすがに2~3年前と似たような問題が出るとは、
まったく想定していなかったのですが。。。
やっぱり、勝手に予想してはいけませんね(^^;)

来年の試験も、「何が起こるか分からない」
ということを念頭に置いていただければ。
「今年と似ている問題」の可能性もあるということです。

詳細な解説や座談会は、
もう少しお待ち下さいませ。

★★★★★★★★★★

【編集後記】

今日は原稿を進めます。
午後からはRPAのセミナーへ。

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