今回は,日本最難関とも言われるウルトラマラソンに参加するに至った経緯を記しておこうと思う。
昨年6月に,1ヶ月で100kmのレースを2回完走した。
2014/6/1の柴又と2014/6/30のサロマ湖だ。
僕はこれでそこそこ満足してしまった。
柴又は暑さと退屈さにやられて大した記録ではなかったが,
サロマ湖では目標の12時間切りを果たすこともできたし,
1ヶ月で2本のウルトラを走っただけでインパクトもある。
一般人としてはこれだけでもう十分だ。
本当はその後サブ10を目指して頑張ろうと思っていたが,
昨年の秋,トライアスロンに挑戦する意思決定をしてしまったため,
ランはいったん力を抜くことにしたのだ。
ではなぜ今回の大会に申し込んだのだろうか。
正直,まったく覚えていない。
気付いたら,申し込んでいたのだ。
かろうじて記憶にあるのは,
昨年5分足らずDNFになった「投げないぶれない止まらないハラル」
の完走を見届けるため,というものだ。
もはや100kmの大会に申し込むことに躊躇いを覚えることがなくなっていた。
この感覚は一般人から見れば異常だろう。
もう僕は一般人には戻ることはできないかもしれない。。。
さて,申し込んではみたものの,一向に気分が盛り上がらない。
出場への意欲は,社長に媚びる部長の腰の低さに勝るとも劣らないほど,極端に低かった。
久米島トライアスロンを完走して満足していたのもある。
正直いって,野辺山ウルトラに参加するのは面倒くさいとしか思えなかった。
なんで辛い思いをしてまで100km走らなあかんの。。。
娘に会いたいよ。。。
モチベーションは圧倒的な低空飛行を続けていた。
心の中では,96%くらいDNSを決めていた。
そんな僕に先んじて,参加予定だった盤石兄さんが参加出来ないことが決まった。
ここで焦ったのが,羅王ことAKBである。
もし僕が参加しないとなると,
投げないぶれない止まらないハラルとサシでマラソン,すなわち
「サシマラ」
になってしまう。
これをAKBは極端に嫌がったようだ。
兄さんの不参加が決まった直後,猛烈な勧誘が始まった。
「最速のザックが参加しないなんてつまらないよね~」
「まさか逃げるわけないよね~」
「ハラルと同い年だもんね~」
「娘も産まれたし逃げたら父としてかっこわるいよね~」
と,横浜ベイスターズのマシンガン打線のような集中攻撃を浴びせられた。
さすがはスーパーエリート営業マンである。
人の「ツボ」を心得ているなと感心してしまった。
結局,AKBは大学の先輩でもあるし,
エンペラーの会会長でもあるので言うことを聞かざるを得ず,
渋々参加することとなったのであった。
AKBに背くことは,元帥に背くことと同義である。
結果としてAKBの勧誘のおかげで,
僕は自信を取り戻すことができたのだから,
感謝はすれど憎む理由など何一つとして見当たらない。
こうしてAKB,ハラル,僕の3人で野辺山に挑むこととなった。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
解答速報,意外に早く終わりました。
その後MTGのため結局帰宅はAM2時頃でしたが(^^;)
生徒がたくさん合格していますように。
ないすとぅみーとぅ!