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【会計士】独断と偏見による2017年目標12月短答式試験(財務計算)の所感。

time 2016/12/12

【会計士】独断と偏見による2017年目標12月短答式試験(財務計算)の所感。

 

独断と偏見による短答式試験の振り返りです。

(これはTACの公式見解ではありません。
TACからの公式解説は後日出るまお待ち下さい。)

 

 

全体として

財務会計論の計算全体としては、
16年目標の試験よりも少し解きにくくなった印象があります。

とはいえ、めちゃくちゃ難しい問題はほとんどなく、
テキストに載っていることがすべて頭に入っていれば,
7割前後の得点は取れたでしょう。

 

今回合格点に届かなかった方は、
やはり、基礎力が足りていない可能性が高いです。

きちんと間違えた問題を分析して、次につなげて下さい。

 

 

 

以下,個別の問題ごとにコメントです。

(得点すべき順に,S→A→B→Cです)

 

問題4 棚卸資産の期末評価 Cランク

 

引っかかる要素が盛りだくさんでした。

売価から引くべきは見積追加製造原価と見積販売直接経費のみで、
間接費は引いてはいけません。

表にまとまっていたので、合わせて引いてしまった方もいるでしょう。

また、追加製造原価は引く必要があります。

商品であれば追加製造原価は発生しませんが、
本問は製品です。

製造途中のものがあったりすれば、売る前に製造コストが生じることもあります。

 

あとは、

製品Aは正味売却価額が高いので原価で評価する点、
製品Cは加重平均売価を使う点、
備忘価額を使う点など、

見慣れないものも多かったです。

 

問題5 資本的支出 Bランク

 

考えてしまうと、悩みます。

通常の修繕費と外壁補強の修繕費の違いは大丈夫だと思いますが、

その部分に残存価額を認めるかどうか、
整理前残高に資本的支出は処理済みかどうか、

考えると、色々難しい問題でした。

 

問題7 資産除去債務 Sランク

 

見積りの変更も何もないパターンです。

除去時の会計期間を問われている点以外、
特筆すべき事はありません。

履行差額、大丈夫ですよね?

正答すべき問題です。

 

問題9 建設業会計 Aランク

 

見積り変更が多く、やや問題文の読みにくさがありますが、
論点自体は平易です。

Sランクにしたいところですが、
引当金繰入額を原価に入れ忘れた講師がいたためw、
Aにしておきました。

講師も人間なのです。

私は正解しましたからね!!!

 

問題11 有価証券 Aランク

 

D社社債以外は瞬殺ですね、時価×期末レートです。

D社社債は、クーポン利息がないので焦ったかもしれませんが、
むしろ計算自体は楽です。

利息法の配分額全額を簿価に加えていけばいいだけですから。

実効税率とかムダな指示に惑わされないようにしましょう。
ゴールに向かって一直線ですよ!

ちなみになぜSランクでなくAランクなのかというと、
年度を1年間違えてD社社債の金額が全然出ない講師がいたためですw

講師も人間なのです。

はい、私です(^^;)

集中していないとダメです。

 

問題13 ストック・オプション Sランク

 

期間も延びてないし単価も上がってません。

退職見込が途中で変更になっていること以外は特に注意点なし。

当初の20名から16名に直しておきながら、
最終的に結局20名やめてるのがウケますよね。

解いてるときに吹きませんでしたか?

それだけが心配です。

 

問題15 リース Sランク

 

移転外リースです。

前払である点だけ注意していただければ。

基礎論点です。

 

問題18 減損(割引前将来CF) Aランク

 

上級論点ではありますが、テキスト例題の論点です。

主要な資産の取り替えの場合は、
あくまでももともとの主要な資産の年数時点(本問では5年)まで、
将来CFを割り引く必要があります。

本来なら主要な資産がなくなったら
その時点で構成資産も売ることになりますよね。

その代わりに認められている方法なので、あくまでも時点は5年です。

20年を超えた分を20年まで割り引けばいいわけではありません。

私の講義を受けた人にはぜひ正答してほしい(^^;)

 

問題20 事業分離 Aランク

 

段階取得で子会社になるパターンです。
が、テキストと同じ。

のれんだけ求めれば良いので、
(B社時価167,000-B社時価純資産120,000)×77.5%で終わりです。

B社の時価は、B社の事業の時価として問題文に書いてあるのですが、
501,000÷3,000千株×1,000千株でも求まりますね。

 

問題21 包括利益 Aランク

 

親に帰属する当期純利益が問題文に出ているので、
あとは親に帰属するその他の包括利益だけ算定すればOKです。

基本的には、差額金の前期当期の差額ですね。

子会社はそのうちの80%、関連会社はそのうちの30%です。

いやらしいのは繰延ヘッジ損益ですね。。。
こりゃ見逃すよ。。。

 

問題23~26 連結総合問題

問題23 Sランク

問題24 Aランク

問題25 Cランク

問題26 Bランク

 

在外子会社のある資本連結問題です。

子会社が子会社株式を追加取得している点が特徴的です。

その際の資本剰余金の取扱をどうするのか。
これは難しいです。
問題25はできなくてよいでしょう。

問題26も集計がたくさんあるのでできなくていいですが、
純粋な簿記力があれば取れないこともありませんね。

あと、問題文の年度の読み取りがけっこうやっかいでした。

どのタイミングの財務諸表が問われているのか、
落ち着いて把握してから解答しましょう。

 

総合問題は最初の2問だけできればOKでしょう。

 

 

ひとまずお疲れ様でした!

今後に向けて聞きたいことがあればお気軽に問い合わせどうぞ。


★★★★★★★★★★

【編集後記】

昨日のセミナーでめちゃめちゃ面白い人と知り合いました。

その後の短答式試験解答作成ではいろいろと議論して、
終わったのは夜中の2時頃。

ブログの問い合わせから結果の連絡をくれる人もいて嬉しい限りです。

 

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管理人

尾崎智史

尾崎智史

自由な生き様を目指す公認会計士。趣味は,マラソン,囲碁,MG(マネジメントゲーム)。 フルマラソンはサブ3.5。

著書

あらゆる資格試験にオススメ!



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