問題文を読んでも、すぐに解いてはいけません。
多くの方は上記のように、
問題文を読んで、そのまま解いて、
解答を記入しているでしょう。
これは事実であり、
そうしないと解けないですから、
まぁ、間違ってはいません。
しかし、ただ目の前の問題文を読んで、
そのまま解こうとすると、
隠された落とし穴に落ちてしまう可能性があります。
問題文には、必ず意図があります。
問いたい論点が隠れています。
作問者は、
「受験生が果たしてこの論点をちゃんと理解しているか?」
を、試してやろうと思って作問しています。
試験とは、まさに、試すものなのですから。
問いたい論点が具現化したもの、
それが問題文なのです。
ですから、
「問われている論点が何なのか?」
まずはそこに思いを巡らすことが大切。
そうすることで、引っかけに気づきやすくなります。
くだらないミスも圧倒的に減らすことができるはずです。
私が財務計算の問題を解くときは、
まさにこのようなことを考えています。
(財務計算はほとんどの論点が染みついていますので、
実際には頭を使わず身体で解いているのですが)
出題者の意図を読む
これですね。
相手がこの問題で何を問うているのか。
どういった能力を試そうとしているのか。
ここまで考えながら問題を解くことができるようになると、
圧倒的に他者と差を付けられるでしょう。
ほとんどの人はそこまで考えていないはずですから。
初見の問題でこそ、
このようなことを意識していただければ。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
昨日は直前答練2回目の解説でした。