忘れることはいいことだ!
と、書籍に書きました。
忘れることはいいことだ
1度覚えたはずのことなのに,数日経つと忘れてしまっているという経験は誰にでもあるはずです。どうして,覚えても覚えても忘れてしまうんだろう,と勉強がイヤになってしまった経験をお持ちの人もいらっしゃるかもしれません。でも,人間は忘れる生き物。東進ハイスクールで英語を教えている安河内先生は,テレビコマーシャルで,「間違うことはいいことだ!人間,間違わなかったら進歩がないでしょ!」と仰っています。それと同じで,「忘れることはいいことだ!人間,忘れなかったら新しいことが覚えられないでしょ!」ということなのです。
忘れても落ち込まないことが重要です。忘れないようにするため,覚えるために効果的な方法は後ほど書いていきますが,忘れてしまっても構わないんだ,という意識を持っておいて下さいね。ごく一部の天才的な人を除いて,1度見たり聞いたりしただけで覚えられるなんてことはまずありませんので。
近頃、こんな記事を目にしました。
「忘れっぽいのは実は高い知性の持ち主であるサイン」
基本的に、時々ディテールを忘れることがあっても、それは記憶がヘルシーであるサインで、そもそもそうなるようにできているのだ。基本的に、時々ディテールを忘れることがあっても、それは記憶がヘルシーであるサインで、そもそもそうなるようにできているのだ。
そうなのです。
そもそも、忘れるようになっている。
忘れることが正常なサインなのです。
だから、忘れていても、気にしなくてOK。
大切なことだと思うなら、
忘れたらその都度、また覚え直す。
それを何度も繰り返すことで、脳が大事なことだと認識し、
記憶にとどまるようになるのです。
もちろん、ペーパーテストの場合は、
当日には、正確に思い出す必要があります。
試験問題をフックにして、適切な記憶を引っ張り出してきて、
答案に反映することで点数に結びつきます。
そのために、記憶を引っ張り出す訓練を、
日頃から行っておくことが大切です。
これが、「アウトプットが大切」と言われる所以ですね。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
昨日は池袋校にて入門講義でした。