好きを仕事にできるのは、逆転ホームランくらいの確率しかないのである。

気づき
スポンサーリンク

 

日経夕刊一面の「あすへの話題」
ここに興味深い内容が書かれていたので残しておきます。

コラムの担当は、東大教授の松井彰彦さん。
こんなことを書いていました。

ある年に野球の大ファンと言う女性が入ってきた。
12球団の選手全員分の応援歌を歌えると言う強者。
好きなことには熱が入るが、興味のない事には関心を示さない。
就職活動も身が入らず、面接に落ち続けた。
そんな彼女が、いくらでも野球のことを考えられる職場を見つけたという。
まさに土壇場の逆転ホームラン。
その就職先は、NPB(日本野球機構)だった。

ざっとこんな内容。

読んだ直後の感想は、
好きなことでやっていこうと思うのは相当大変だな、と。

土壇場で逆転ホームランくらい、大変だということですから。
逆転ホームランということはですよ、
その時点で既に先行されている、負けているんですよ。
そこまで自分を追い込む必要があるんです。

つらいですよ、9回裏で負けている状況は。
ま、私は野球経験ほとんどないですけど、
おそらくその状況を経験したことがある人はわかる、はず。

で、そのプレッシャーのなか、ホームランを打つ必要がある。
これって、かなり可能性は低いわけですよ。

それくらい、好きを仕事にとか、
好きなことだけで食っていくのは、
簡単ではないということだろうと思ったのです。

 

たまたま、他の面接で落ち続けて、
たまたま、NPBと関係ができて、
たまたま、採用された。

たまたまなんですよ。
彼女は、狙ってやってないはずなんです。
狙って、好きを仕事にしようとしてないはず。

ある種の諦めです。
野球以外興味持てないから、仕方ない。
それくらいのレベルまで達しているなら、それもいいでしょう。

でも、それくらい思える対象が、ありますか?
普通、ちょっと我慢してでも、
やりたくないことや興味がないこと、やってしまいそうですよね。

それくらいに、好きを仕事にするのは難しい。
まずそのことを改めて知っておこう。

その上で、どうするかは、自分次第。
それでも好きなことで食っていきたいのか。
多少我慢してでも、安定して稼げる仕事をするのか。
はたまた第三の手を考えるか。

世の中、そんなに甘くはない。
それを肝に銘じさせてくれる、コラムでした。
(コラム筆者の意図はまったく違うところにあると思いますがw)

★★★★★★★★★★

【編集後記】

昨日はゆっくり。

 

【Twitterフォロワー数】

3005人(前日比+6人)(開始日比+325人)

タイトルとURLをコピーしました