会計(アカウンティング)と財務(ファイナンス)の
違いとは、一体何なのでしょうか。
様々な考え方がありますが、
一つか二つ、その軸を知っておくとよいでしょう。
会計は過去のことであり、
財務は将来のことである。
こう整理することができます。
ここでいう会計とは、いわゆる財務会計。
株主や銀行に、会社の業績を提出するための会計です。
(この時点で「財務」と「会計」が混じってて、
なんなんやねん!と突っ込みたくなる気持ちもわかります。。。)
一方、財務とは、いわゆる管理会計の分野。
会社の意思決定に資する情報を提供してくれるものであり、
未来に関する数値を扱っていく分野です。
私が講義でお伝えしているのは「会計」ですが、
ビジネスにおいてより重要なのは「財務」だと感じています。
特に、経営者が求めている情報は、過去情報ではなく、
どのような意思決定をすればよいかという未来情報。
決算書は過去情報ですから、それを読めるだけではなく、
そこから未来を導く能力が重要なのです。
そう考えると、いまの決算書には限界があるんですよね~。
・単利と複利の違いって?
・今日の100万円と50年後の1000万、どっちが欲しい?
・全部原価計算のワナとは?
・リスクという言葉の本当の意味
・投資すべきか否かの判断基準
・サンクコストと機会コストの違いが分かりますか?
・会計の世界では必ず出てくる減価償却費とは
もし知らない言葉があったら一読をば。
ちなみに今日のタイトルに関連する内容は、書籍の中に出てきます。
こういった遊び心がある点も個人的に好きです。
ファイナンスの入門の入門としてオススメです!