第29回サロマ湖ウルトラマラソンの完走記です。
過去のエントリはこちら。
タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その1。
タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その2。
タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その3。
タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その4。
タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その5。
タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その6。
目標達成出来るか否かの狭間で
80km地点ではこのようなタイムでした。
スタートが朝の5時ですから,すでに9時間半が経過しています。
「あと2時間半で20キロか。。。」
正直,この時点では12時間切れなくてもいいかなという思いと,
間に合わせたいという思いが,80:20くらいの割合になっていました。
そもそも制限時間は13時間だし,それでも柴又よりはタイムは縮まっているわけです。
あえてきつい思いをして12時間を切らなくてもいいんじゃないか。
早歩きをし続ければ,十分制限時間に間に合うよな。
そんな思考が常に頭の中を駆け巡っていました。
反面,
達成出来なかったらカッコ悪い。
ギリギリで間に合わなかったら男じゃない。
有言実行できる男でありたい。
という思いもかすかに残っており,揺れていました。
いずれにしても,
あと20km走らなければ,レースは終わらない
という点は共通しています。
柴又のときと違っていたのは,
歩みを止める(リタイアする)という選択肢が一切出てこなかったこと。
一度出来たんだから出来ないわけがない,
という自信が知らず知らずのうちに付いていたのでしょう。
背伸びじゃ届かないけどジャンプすれば届く目標
そもそも,12時間で走りきる!という宣言さえしていなければ,
ここまで揺らぐことすら起こらなかったはずです。
きっと,13時間という制限時間ギリギリでゴールすることになっていたことでしょう。
達成出来るか否かは別にしても,12時間と言ったことで,
12時間という意識が強く残り,引っ張られます。
行動経済学でいう「アンカリング」というやつでしょう。
目標を立てるなら,背伸びでは届かないけど,
ジャンプすれば届くくらいの高めの目標が良いです。
トランポリンを使わなければ届かないようなあまりにも高い目標では
逆効果になってしまうでしょうが,
ジャンプで届くくらいであれば,その目標に意識が行くので,
仮に達成出来なくても背伸びくらいの結果は出せるのです。
今回の12時間という目標設定は我ながら絶妙だったなあと。
適切な目標を立てられるようになるには,
日々目標を定めて実行し続けることが大事なんじゃないかと思います。
目標として,これは高すぎる,これは低すぎる,
というのは目標を立てまくって初めて分かるものです。
毎朝3時起き!だと高すぎるし,毎朝8時起き!だと低すぎる。
じゃあ何時おきがベストなのか。
これは毎日目標を立てて実行し続けるしかないんですね。
試行錯誤,トライアンドエラーで,とにかく目標を掲げてみてはいかがでしょう?
複利のような逓増人生を歩みましょう!