第21回星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン完走記~ランの不調を乗り越えて~その13

ランニング,マラソン
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50kmまで下り終えると,しばらく平坦な道が続く。

平坦と言っても,絶妙なアップダウンがあり,僕らを苦しめる。

もはやちょっとした上りになると,走るのがイヤになってきた。

早歩きを駆使しつつ,7分/kmは超えないよう,淡々と進む。

余裕がなくなってきて,この辺りは写真がほとんど残っていない。

 

2015-05-17 11.49.35 2015-05-17 11.49.40

このレース唯一の折り返し地点。

みんな暑そうだ。

僕も,この日は何度も水を頭にかけてもらった。

 

 

折り返してから,なかなかハラルとAKBの姿が見えない。

僕は,先にハラルが来ると予想していた。

30km付近で会ったときはとても快調に飛ばしていたからだ。

しかし,僕の予想は裏切られた。

先に出会ったのはAKB。

「はえーなー」

とお褒めの言葉をいただく。

僕もAKBに対して同じことを思っていたわけだが。

まさかAKBが先に来るとは。

意外と速かったAKBに次いで,死にそうなハラルがやってきた。

AKBに遅れること2kmほどだった。

「2km先にAKBいるから追いつけ!」

と励ましたものの,反応はイマイチどころかイマサンくらいだ。

少し不安になったものの,

他人の心配をしているほど自分に余裕があるわけではなかった。

71kmのドロップバッグを目指しひた走る。

 

歩いても良いが,最速の歩きを心がけること。

とにかくこれだけだった。

実際,歩きながらでも多くのランナーを抜いたと思う。

特に上りでは,中途半端に走るより速かったりするのだ。

 

 

とうに脚の限界は超えているはずだが,

身体は不思議と動くもので,

気付くと71km地点に着いていた。

2015-05-17 13.20.19

スタートから8時間20分が経過していた。

残り5時間40分で29kmを走ればいい。

途中でリタイヤしなければ完走はほぼ確実だ。

ただ,狙うは13時間以内の完走なので,ゆっくり休憩しているわけにはいかない。

 

2015-05-17 13.21.47

 

ここではそばを食す。

 

 

 

2015-05-17 13.27.15

 

本日3枚目のシャツ,アドTに着替えて,

さあ,ここからが本番。

恐怖の上り坂へと向かうのだった。

 

★★★★★★★★★★

【編集後記】

近頃涼しい日が続いていますね。

暑いのが苦手なので嬉しいです。

 

ないすとぅみーとぅ!

 

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