「重要性に応じてメリハリをつけましょう!」
よく言われることです。
これ自体には、もちろん賛成です。
限られた時間の中で、
資格の取得を目指す以上、
すべての範囲を完璧にはできません。
できたとして、時間がかかりすぎてしまいます。
重要性の高いものだけを、
徹底的にマスターする。
これだけで合格できることも、
実際には多いでしょう。
でも、あえて逆の提案をしたいのです。
理想の状態は、もちろん、
すべての範囲が完璧になっている状態。
すべての範囲を完璧にできたら、
受験で失敗することはないでしょう。
ですから、受験勉強を始めるときには、
「全範囲を完璧にする」と決めてしまうのです。
すべてをやり切ると決めて、
毎日勉強している人と、
重要性が高いものだけやる
と決めて勉強している人の行動が、
まったく同じになるでしょうか。
すべてをやり切るには、
あらゆる時間を勉強に投じる
必要があるかもしれません。
あらゆる誘いを断る必要があるかもしれません。
ありとあらゆる勉強法を
駆使する必要があるかもしれません。
いずれにしても、
すべてをやり切ろうとすると、
工夫が必要になります。
その工夫が、
ブレイクスルーのきっかけになり得るのです。
私も、会計士の受験時代には、
特に範囲を狭めることなく、
与えられた教材の範囲は、
全部やっていました。
そのために、毎日、
朝から晩まで勉強です。
もし、最初からやる範囲を狭めていたら、
もう少しラクだったかもしれません。
しかし、そうしていたら、
結果が出たかは分かりません。
あえて、すべてやり切ると決めてみる。
困難な道のりになるでしょうが、
その先にこそ、合格が待っているのです。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
昨日は娘と公園へ行くなど。
公園は、学校が休みになっていると思われる
子どもたちで溢れていました。
【1日1イフ】
ラーメンにライスなどは付けない