いつもお読みいただきありがとうございます。
売上を伸ばしたいのになかなか伸びない,商品が思うように売れない,という悩みはどんな業界であっても尽きることはないでしょう。
なぜなら今は「モノ余り」の時代だから。
新しいモノを作れば何でも売れる,という時代ではないのです。
ではどうすれば売れるようになるのか。
ということに関して,商品価値公式という興味深い式があることを知りました。
ご紹介しましょう。
商品価値公式:V=(Q+B)/P
お客様にとってのバリュー(V)は,クオリティ(Q)とベネフィット(B)を足したものをプライス(P)で割って求められるというものです。
これはあらゆる業種,業界,商品,サービスに当てはまる式ではないでしょうか。
プライスというのはお客様が払う対価です。その支払額に対してお客様が感じる質と満足度が高いモノが売れるのです。
同じ価格のモノがあれば,質が高く,より満足度の高いモノが売れる。同じ質で同じ満足度のモノがあればより価格の低いモノが売れるのです。
この式でも特に興味深いなあと思うのが,クオリティとベネフィットを明確に分けているという点。商品やサービスの質の高さと,お客様にが感じるベネフィットは違うということを表しています。
とにかく質の高いモノを作れば売れる!質の高いモノを作ろう!と躍起になっている企業はたくさんあるでしょう。しかしそれでも売れていない。なぜなら,お客様のベネフィットを考えていないからだったのです。高品質であれば売れるわけではないのです。
しかも,今の日本では質が悪ければそもそも勝負の土俵にも上がれないような状況,すなわちお客様は商品の質は高くて当たり前,と思っているのです。
ですから,商品を売るためには,顧客ターゲットを絞ってその顧客に対する満足度を高めていくことが重要です。
さもなくば,市場から淘汰されるか,もしくは圧倒的低価格戦略をとらざるを得なくなります。低価格戦略をとることが出来るのは基本的には限られた大企業だけ。中小企業や個人はある程度の価格を保っていないと潰れてしまうでしょう。
お客様にとってのベネフィットをどう高めていくか。これを徹底的に考えるべきだと思います。
商品価値公式:V=(Q+B)/P
この式は覚えておいて損はないでしょう。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
複利のような逓増人生を。