【会計士】独断と偏見による2018年目標5月短答式試験(財務計算)の所感。

勉強法
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独断と偏見による短答式試験の振り返りです。
(これはTACの公式見解ではありません。
TACからの公式解説は後日出るまでお待ち下さい。)

財務会計論の計算部分のみです。

 

全体として

財務会計論の計算全体としては、
12月より難しくなった印象です。

「本試験特有の解きにくさ」というか、
引っかかってしまう問題がかなりありました。

計算では6割前後取れていれば十分かなと。

今回合格点に届かなかった方は、
基礎力が足りていない可能性が高いです。
きちんと間違えた問題を分析して、次につなげて下さい。

以下,個別の問題ごとにコメントします。
得点すべき順に、S→A→B→Cとランク付けして、
目標解答時間も入れました。

 

問題2 伝票会計・荷為替手形 Bランク(4分)

いまさら伝票ですか。。。
しかも5伝票制。。。

伝票だった瞬間に飛ばしている人もいるかもしれません。
まぁ、解けなくても問題ないでしょう。

ただ、5伝票制の特徴(仕入伝票の相手は買掛金に固定)を覚えていれば、
①の借方が買掛金というのは気づけたはずです。

そうすると、船荷証券の受取ってことは未着品だな!
と気づければ3を選ぶことができました。

見た目に騙されないでチャレンジできたかどうかです。
ここで8点取れたらかなり大きいです。

 

問題3 棚卸資産 Sランク(4分)

解説の必要もない簡単な問題です。
ぜっっっっっったいに落とせません。
慎重に時間をかけて解くべき問題でした。

 

問題4 固定資産の減価償却 Bランク(5分)

備品と機械Aは問題なし。

機械B(遊休資産)は金額算定は問題ないですが、
果たして減価償却するのか?
悩んでしまったかもしれません。

計算では扱っていないものの、理論で扱っていますので、
おそらくこれも大丈夫。

最後の建物がやっかいで、
開始時期が第2四半期からなのか第3四半期からなのかで悩みますが、
第3四半期から減価償却した肢がないので、
解答にたどり着けたのではないかと。

 

問題6 資産除去債務 Sランク(3分)

B/Sの金額算定ですから、ラクに解けます。
加重平均割引率だけ、算定できてしまえば、
あとは変更後の1,500をその割引率で2回割り引いておしまい。

無リスクの税引前の利率を使う点は、
講義で強調もしているので問題なかったでしょう。

 

問題7 引当金 Cランク(5分)

文章が長いので、読むのに時間がかかります。

製品保証引当金は楽勝。
貸倒引当金は負債ではありませんので除きます。

問題は賞与。
これは引っかかります。。。
すでに確定している金額ですので、
未払費用として計上されるのです。

厳しい問題です(^^;)
私もひっかかりましたw

債務保証は、発生の可能性が高いとは言えないので、
計上要件満たしませんね。

ですから製品保証引当金のみが正解です。

 

問題9 割賦販売 Bランク(4分)

割賦販売の、回収期限到来基準です。
それだけなら良いのですが、対照勘定法です。
ちょっと応用的ですね。

とはいえ、時間をかけて考えれば解答できた可能性もあります。
対照勘定法では回収期限到来したもののみ売上高に計上しますので、
到来している22,500が正解。
それに利益率40%をかけて貸倒引当金繰入を引けば正解です。

営業利益6000もないだろうなぁと気づけるんじゃないかなと。
6000は回収基準の利益ですからね。

 

問題10 S/S Cランク(7分)

かなり面倒な問題です。
分量が多いので、飛ばしても良い問題でしょう。

その他有価証券評価差額金が難しいです。
容認表示の考え方が必要です。

 

問題13 有価証券・ゴルフ会員権 Bランク(3分)

ゴルフ会員権。。。
基本的には取得原価評価です。
知ってるか知らないかの問題でした。

 

問題15 連結退職給付 Aランク(4分)

連結ですよ!
そこさえ間違えなければ大丈夫です。
個別の退職給付引当金だと3になってしまいますからね。

引っかけです。
なぜSではなくAかというと、私が引っかかったからですw

 

問題16 退職給付会計 Sランク(6分)

特にひねりもない普通の退職給付です。
当期発生当期費用処理ですので、
計算は面倒ではありますが、落とせない問題です。

 

問題17 ソフトウェア Sランク(3分)

いたって普通。
見込販売収益と比較し忘れないで下さい。

 

問題20 外貨換算会計 Cランク(6分)

素直な難易度として最も難しいのはこの問題かなと。
為替予約の振り当て処理で、
10月1日の100千ドル分は簡単ですけど、
12/1の30千ドル分に容認処理(貸借ともにFR)を
適用する旨を読み取るのは相当困難です。

埋没問題と考えてよいでしょう。

 

問題21 共同支配企業の形成 Aランク(4分)

テキストレベルです。
対策しているか否かで分かれてしまいますね。

持分法というのはさすがに分かっていると思いますから、
3択に絞れます。
で、個別上は簿価計上なので2400、
持分変動利益が出そうだなと思えば、
2400より大きい2640しかないですので、
6と答えられました。

 

問題23~28 連結総合問題(25分)

問題23 Sランク

問題24 Aランク

問題25 Bランク

問題26 Aランク

問題27 Sランク

問題28 Bランク

 

成果連結中心の問題です。
成果連結、よく出ますよね~。
アップも出ました。

段階取得、評価差額の実現も典型論点でテキストレベル。

利益剰余金、親に帰属する利益は、
集計が多いので間違えても仕方ないでしょうが、
完答も十分に可能な難易度です。

私は段階差益を忘れて利益剰余金を間違えましたw
今回はけっこう引っかかってます。。。

成果連結が苦手な人にとっては苦しい問題。
基礎論点ですから、ちゃんと対策しましょうね!

ざっくりこんな感じです!!

正答可能性を

S:100%
A:70%
B:40%
C:10%

で計算すると、75.2点/128点で58.75%。
SとAをすべて正答し、Bを1問取れたら62.5%。

計算では6割前後かなぁという雰囲気です。

理論が割と解きやすかったはずですので、
理論と合わせて65%~70%取るイメージですね。

ひとまずお疲れ様でした。
今後に向けて聞きたいことがあればお気軽に問い合わせどうぞ。

【編集後記】

昨日はなんとか0時前後で解答作成終了。
答えを出すだけならすぐ終わるのですが、
その日に詳細解説まで作ってしまうので遅くなります(^^;)

今日は朝から新入社員の財務研修でした。

 

【睡眠記録】
4:00~7:00

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