上場企業はキャッシュ・フロー計算書の作成が義務づけられています。
キャッシュ・フロー計算書では、お金の増減理由を、
営業活動
投資活動
財務活動
の3種類にわけます。
ざっくり、
営業活動とは、本業のこと。
投資活動はそのまま、投資(お金を投げる)。
財務活動は、資金調達関係。
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とあるサラリーマンを例にすると、
会社からいただいた給料30万円から、
家賃、光熱費、電話代、交通費、レジャー代等の合計20万円を差し引いた、
10万円が営業活動によるCF(キャッシュ・フロー)。
本を1万円分買い、資格予備校に3万円払ったら、
投資活動によるCFは▲4万円。
自動車のローン返済が2万円あれば、
財務活動によるCFは▲2万円。
今月は、お金が4万円増えます(10万円-4万円-2万円)。
こんな感じ。
事業計画を立てたり、事業計画をチェックするときは、
この流れをイメージするとやりやすいです。
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まずは本業。
どんなビジネスを思い描いているか。
人員の計画はどうか。
売上増のポイントとなるイベントは何か。
攻めていく市場はどこか。
競合他社は。
市場規模に照らして無理はないか。
仕入は可能か。
どの媒体に広告を打っていくか。
価格の根拠は。
製品別の粗利はどうか。
次に投資。
上記の営業活動を達成するために
必要となる設備投資はどのようなものか。
そのタイミングは適切か。
金額は妥当か。
そして財務。
資金ショートしてしまわないか。
借り入れ先は十分か。
返済計画が適切か。
資本政策はどうなっているか。
仮に資金が回らない場合の対策はどうか。
営業(本業)→投資→財務
をイメージしておくと、
事業計画も立てやすくなるでしょう。
結局、お金がなくなったらアウトなのです。
どうやってお金を生み出し、投資し、
調達してくるか。
それがイメージできればOKなのです。
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【編集後記】
今日は東京MGに参加。
夜は簿記チームの新年会。
辞めた同期やOBの方もたくさん来るので楽しみです。