富士登山競走の完走記です。
過去のエントリはこちら。
初めての山登り!第67回富士登山競走五合目コース完走記(前編)。
初めての山登り!第67回富士登山競走五合目コース完走記(中編)。
ここからが本番
ここまでずっと坂道を上ってきました。淡々と。
平坦ではないにもかかわらず,淡々と,です。
すでに脚は悲鳴をあげ,もう動きたくない!と言っているようです。
しかし,ここからがこのレースの本番。
登山道に入ります。
登山のつらさをいきなり感じる
私には登山経験がありませんでした。
小学生の頃,どこか近所の山に遠足で行った気がしますが,小学生でもラクに登れるようなものですので登山のうちに入らないでしょう。
ですから,まったくの初体験なのです。
初っぱなは,急な階段,そして大きな鳥居をくぐります。
それを超えると,山道へ。
もうこの時点で先が思いやられます。
「あと4kmもこの登りが続くのか,,,」
登山道なので、足元がかなり悪いです。
普通のシューズだと滑る。
これでは、ひのきの棒と布の服で竜王に挑むようなもの。
山頂コースではトレイル用のシューズが必須です。
五合目コースでも,不安な方はトレイルシューズにしておくと安心だと思います。
とにかく一本調子で登りまくります。まったくと言っていいほど走れません。
ただ,ごくごくごくごく稀に平らな場所もあります。そこだけはなんとか走ってタイムを稼ぎます。
また,道が狭いため,前のランナーを抜きたいときに抜けないこともあります。
これがストレスになる可能性もありますし,抜けずにタイムロスしてしまうので,馬返しまでにタイムを稼いでおくことが大事になってくるわけですね。
ふくらはぎがつった!
登山道に入ってGPSが途絶えてしまい,残りの距離が分からない不安な走りをしていました。
なんとか山頂コースに出る資格を取らなければカッコ悪い!という焦りがあったのでしょう。
無理して登り続けていました。
途中,何度も両脚のふくらはぎがつりそうになりながらも,つる寸前で耐えてきたのです。
しかし,ついに,完全につってしまいました。右のふくらはぎです。
ちょうど救護隊の目の前でしたので,1分ほど伸ばしてもらいます。
そして,そお~っと脚を下ろしてもらい立とうとすると,,,またつりました。
その間にどんどん抜かれていきます。
もうダメか,,,という思いが少し頭をよぎりましたが,また2分くらい伸ばしてもらい,塩飴や水分をもらって補給します。
塩飴や塩熱サプリが必須です。こんなにつらいとは。。。
結局5分ほど座って,なんとか回復したので再び登ります。
ふくらはぎを鍛えることを誓いました。
登りに登ってゴール!
残りの距離が分からないなか,懸命に歩いて登りました。
走っていないのにものすごく苦しくなるのは,坂のせいなのか高度のせいなのかわかりません。
おそらく両方でしょう。
まだかまだかと思いながら,ハアハア言いながらひたすら歩きます。
そしてついにアスファルトが!ラストの坂です。
最後だけは走ろうと思って走りましたが,脚がつりそうになります。
鬼の形相で歯を食いしばりながら,右脚をひきづりながらなんとかゴール!!
15kmとは思えないつらさでした。
結果はこちら。
2時間25分で来年の権利が得られるところ,2時間13分でゴールできました。
これはけっこう嬉しかったです。
それにしても,1,500mも登ったんですね。
峠走をしていなければ、もっとタイムが遅かったことは間違いありません。
馬返し以降の登山道対策としては、実際にトレイルレースに出たり、純粋に登山をしておく必要があるでしょう。
ゴール後の写真。携帯を持たずに走ったので写真があまりありません。
来年は途中の写真も撮るつもりです。
ゴールしてからバス乗り場までけっこうな距離(歩いて20分くらい)あるので気が抜けません。
五合目。
馬がたくさんいます。
すごいモヤ。
一般のお客さんの多くは五合目まで車で来て,そこからのぼるのでしょう。
それを走るなんて,キチガイですよね(^^;)
富士山の歴史
ゴール後のお楽しみ!ご当地メニューをおいしくいただきました。
参加する人は600円分の金券がもらえるのでありがたいです。
来年は山頂コース。トレーニングを積んで必ず完走します!
複利のような逓増人生を歩みましょう!