タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その9。

ランニング,マラソン
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第29回サロマ湖ウルトラマラソンの完走記です。

過去のエントリはこちら。

タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その1。

タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その2。

タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その3。

タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その4。

タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その5。

タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その6。

タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その7。

タイムを狙え!第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記その8。

 

 

残り10km残り70分

80~90kmは記録よりも,景色を楽しむことやラクすることを考えていたので,

12時間という目標は正直,だんだんどうでもよくなってきていました。

実はこっそり途中から,勝手に目標を12時間22分に変えてみたりしちゃってました(スミマセン)。

柴又よりタイムが1時間縮まれば,それはそれで示しは付くと考えて(^^;)

 

そんななか通過した90km。

ワッカ原生花園の奥の奥,90km地点でのタイムは,

なんとまだ11時間も経っていなかったのです。

12時間まで,残りおよそ70分でした。

ここでスイッチが入りました。

「おれ,もしかしたら,いけるんじゃね!?」

 

切れた気持ちを取り戻す方法

とにかくそこからは,ことあるごとに声を出しました。

ぐあああああああああ!

というほどの叫びはしませんでしたが,ぶつぶつとつぶやく感じです。

どんなことをつぶやいていたかというと,覚えている限りでは,

「おれは,できる!」

「おれは,やれる!」

「おれは,男に,なれる!」

「おれは,もてる!」

「ぜったい,やれる!」

「ッッッシャ!」

「かかって,こいや!」

「あし,うごけ!」

「前へ,進め!」

これをリズム良くつぶやきます。

 

前向きな言葉を口に出すことで気持ちが高ぶり,

走れてしまったのです。

元気があるから声が出るのか,

声を出すから元気になるのか。

これは,やはり後者なんでしょう。

無理矢理にでも声を出せば,元気がみなぎってきます。

 

肉体に限界はない

今回は涙は出ませんでした。

そんな余裕もなく,どんどん前の人を抜いていきます。

たぶん,最後のラスト10kmからラスト1kmまでの間には,

誰1人として私を抜いた人はいないのではないでしょうか。

(ラスト1kmは気が抜けてちょっとゆっくりになってしまいました)

 

それまで90km走ってきた人間とは思えないほどパワーとエネルギーに充ち,

ズンズン進むことが出来ました。

肉体に限界はないんじゃないか,本当にそう思いましたね。

結局,心が決める。

心のコントロールが重要なのです。

もうダメだ,と思ったら本当に身体も動かなくなるけど,

まだいける,と思えばびっくりするくらい身体が動くのです。

 

ラスト10kmの私は前しか見ていませんでした。

まさに無我夢中。

 

 

写真 2014-06-29 15 40 01

写真はワッカの折り返し。

 

さあ,感動のラストまであとわずかです。

 

 

複利のような逓増人生を歩みましょう!

 

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