省脳とは
省脳、という言葉をご存知でしょうか。
この言葉を聞いたことがある人は、あまりいないと思います。
MGの開発者、西順一郎先生の造語だからです。
脳を省く。
脳を省略する。
あまり細かいことにはこだわらず、ざっくりと物事をとらえ、
ここぞというときに力を出す。
ここぞというときに自分の脳を使えるようにしておくこと。
そんなイメージです。
必要なときに脳をフルで使えるようにするために、
不要なときには脳を使わないようにしておくことが大事です。
省脳のためのツール
Googleカレンダーは最強の省脳ツールでしょう。
たとえば大切な人の誕生日や記念日。
予定を入れて毎年の繰り返しに設定しておけば、
いちいち覚えておく必要はありません。
記念日を覚えておくことに脳を使うよりも、
記念日に何をあげるか、どうやって喜んでもらうかに脳を使った方が有意義です。
パスワードをExcelにまとめてメモしておくことも省脳になるでしょう。
いちいちウェブサイトごとにパスワードを暗記しておこうとするのは、
脳の使い方としてはもったいないですよね。
だったら自分の頭の外に出してしまって、
自分の脳はもっと別のことに使えるようにカラにしておくのです。
EvernoteやDropboxなどのクラウドが発達してくれているおかげで、
どんどん省脳しやすい時代になっています。
受験勉強における省脳
受験勉強でも、省脳という考え方が役立ちます。
いわゆる語呂合わせによる暗記は、省脳の一種でしょう。
1192年に鎌倉幕府が成立したことを覚えるために、
「いいくに作ろう鎌倉幕府」という語呂で覚えることで、
すぐに思い出しやすくなります。
(いまでは鎌倉幕府は1185年らしいですけどね。)
あるいは、31日まである月と無い月を思い出すのに、
「西向くサムライ」と覚えることとか。
(2,4,6,9,11月は、31日まで無い月。)
ミスノートを作ることも省脳の一つ。
間違えた問題をノートにまとめておけば、
もう忘れてしまって構いません。
あとはテストの直前に見返せばいいのです。
必要なときに必要なものだけ思い出せる仕組みを作り、
新しい重要なことを覚えるために脳を空けておきましょう。
「省脳」を意識することで、より充実した人生を歩んでいきたいものです。
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【編集後記】
高3の担任還暦祝い兼プチ同窓会、
当時の裏話などがいろいろ聞けてとても盛り上がりました。
10月にはもっと大人数でお祝いする予定です。
【昨日の1日1挑】
ウィルキンソン ドライコーラ
新宿 縁