【Vol.356】ちきりんさんオススメ本を読んでみた!木原直哉さんの勝つための確率思考。

読書
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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

ここ最近ちきりんさんのブログで何回かにわたって書かれていた,ポーカーのプロ,木原直哉さんの書籍です。

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私はポーカーはほとんどやったことはありませんが,読んでいて面白そう!と思い,さっそくネットでゲームしてみましたが,,,難しい。全然勝てません。この世界でプロとしてやっていくには,相当好きじゃないとだめなんだろうなあ。

あと,どうしてもリアルじゃないとつまらないと思ってしまいますね。そこに人を感じられないと私の場合はダメみたいです。

 

さて,以下の一節がこの本の真髄かなと。

『期待値が上がるのなら,少しでもいい結果が得られるのなら,限界まで,ひたすら真剣に努力をすること。その裏返しとして,考えたところでどうしようもないこと,悩んだところで期待値は上がらず,良い結果に結びつかないことは,考えないこと。なぜなら,意味がないからです。』

木原さんはとにかく合理的,論理的に物事を考えているようです。

この考え方って重要で,自責と他責の話につながると思うんです。

考えてもどうしようもないことを考えたりしてしまうから,他責になってしまう。

環境が悪いとか国の制度が悪いとかあいつが悪いとか。自分の管理できないことは気にしないことが大事なのです。

そうするだけで他責という概念が出てこなくなるんですね。

その代わり,自分の頑張りで結果が良くなることは真剣に取り組み,そして自分で責任を負うこと。

期待値で物事を考えるいい点はここにありそうです。

 

『お金とは自分がやりたいことを追求するためのもの』

→やっぱりお金は必要ですよ。私ももっと稼ぎたい。

 

『ポーカーをやる以上は1位になりたい』

→これくらい貪欲になりましょう。1位を目指さなければ1位にはなれませんからね。

 

『練習したからといって,良い結果が出てしかるべきと考えるのは安易』

→これはズシンときました。努力は必ずしも報われるとは限らないという考えですね。いや,ある程度までは努力でカバーはできるのですが,本当のトップになるためには,やはり才能も必要なはずだ,と彼は言っています。

会計士の受験生にも伝えておきたいですね。とはいえ会計士試験は1000人も受かる試験ですから,十分に努力のみでなんとかなります。

 

『人事を尽くして天命を待つ』

→彼の最も好きな言葉。私も好きです。

 

 

実は会計の世界でも期待値計算はたくさん出てきます。たとえば,何か大きな設備投資の意思決定をする際に,将来得られるキャッシュの金額とその確率を掛け合わせ,投資に見合ったキャッシュを回収できるかどうか計算したり。

とはいえいずれも受験勉強では机上の話で,現実にはその確率をどう見積もるんだって話なんですよね。そこが難しくもありまた面白いところでもあるのですが。

 

そして木原さんがもう一つ大切にしていることは,好きなことをやる,ということ。

好きなことをやって,期待値高めて,稼ぐ。

世の中にはいろいろな人がいるもんです。この本オススメです。

 

 

最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

複利のような逓増人生を。

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