バラモンキング2017の完走記シリーズ。
第1回からぜひどうぞ↓↓↓
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30kmに差し掛かる手前あたりで、元帥とすれ違う。
いつもの覇気がない。
ほとんど歩いているのに等しい状況だった。
「気持ち悪くて。。。」
いつになく弱気な元帥。
ランではおそらく1番元気だった元帥に、元気がない。
最悪の事態も想定される。
ここまで順調であっても、まだ10kmあるのだ。
動けなくなってしまったらアウト。
元帥がそうなってしまわないことを祈った。
歴戦の元帥であってもこうなってしまう。
どれほど過酷なレースだったかは想像していただけるだろう。
ロングのレースでは、肉体・精神ともに酷使することになる。
アイアンマンといわれるように、
まさに完走するには鉄の身体と鉄のハートが必要になるのだ。
周りは既に真っ暗だ。
元帥の姿は見えるようで見えない。
このまま消えてしまうのではないかと思うくらいの頼りなさで、
最後の直線を進んでいた。
僕がトライアスロンをやっている理由は、間違いなく元帥だ。
元帥がトライアスロンをやっていなければ、ポセイ丼はなかった。
ポセイ丼がなければ僕がトライアスリートになることはなかった。
元帥は昨年のリベンジ。
僕は2年分のリベンジ。
気持ちは同じだった。
元帥とゴールしたい。
その気持ちで、ますますパワーがみなぎる。
最後の折り返しを過ぎ、いよいよラスト10kmに入った。
最近は髪の毛も少し散らかすようにして、
爽やかキャラを狙っているともっぱらの噂である。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
朝、カフェで仕事していると、
隣に税理士受験生が。
持っていたテキストは○原でしたが、
心の中で「頑張れ」とつぶやきました。
【昨日のトレーニング】
なし