外務員資格試験(一種)に合格しました。
(どこに書いてあるかわかりにくいですが、70%以上で合格です)
その勉強法を記録しておきます。
外務員とは?
協会員(証券会社や銀行等の金融商品取引業者等のうち日本証券業協会の協会員となっている会社)に所属し、顧客に対して金融商品等を勧誘する等の金融商品取引業務を行う者を外務員といいます。
投資家保護の観点から、外務員には金融商品に関する専門知識や法令諸規則を遵守し、公正かつ健全な取引をすることが求められています。
この要求に応えられるよう、本協会では外務員の資質の適格性を確保するために、外務員資格試験制度を設け、合格者に外務員資格を付与しています。
外務員になるには、金融商品取引業者等に入った後、その氏名等を行政(金融庁)に登録することが、金融商品取引法により義務付けられています。
この登録手続きが終了しなければ、「外務員」として活動することはできません。
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以上、証券業協会HPより。
株とか債券、デリバティブなどの金融商品を
取り扱うことができる資格です。
顧客の財産に関わる仕事ですので、
それなりに知識が必要なのです。
その外務員のなかで最上級なのが一種。
このデータによると、
平成27年度における一種の受験者数は約59,470万人、
そのうち合格者数は27,055人です。
合格率は約45%。
高いように見えますが、
半分以上は不合格になっているわけです。
受験はいつでも可能とはいえ、
受験料が1万円近くかかります。
そう気軽に受けられるものではありませんから、
それなりに対策してくる人が多いと考えると、
案外難しい資格と言えるのかもしれません。
受験方法
プロメトリックという団体が試験を運営しています。
このサイトからお申し込み可能です。
ネットで支払も含めてすべて完結しますので、
楽ちんでした。
受験日は、基本的にいつでも大丈夫です。
(ただし平日のみなので注意が必要です。)
私は2月13日に申し込んで、3月8日に受験しました。
勉強期間は23日間しかありませんでした。
勉強法
使ったのはこれ一冊のみ。
テキストも販売されていますが、
そんなに時間もありませんので、
アウトプット重視の作戦です。
軽くネットで情報収集し、これを解くのみにしました。
配点重要!
けっこう範囲が広いのですが、
点数には偏りがあります。
始めに、重点的に学習すべき分野を絞りました。
このように、配点が高い分野に印を付けます。
目次にも優先順位を書いたりして、
とにかく効率重視にしました。
問題集はこんな感じで見開きの左に問題、
右に解答が載っています。
最初の数日はこのように右を隠して、
1問1問解きながら勉強していたのですが、
なんせ400ページくらいあるのでこれではとても終わらん!
と思って、もう隠すのはやめて、
左見て右見て、左見て右見て、
よく分からんところは目立つようにして、、、
という作戦に。
○か×か分かればいいので、
直感で分かるところはどんどん飛ばして、
わかりにくいところや、直前にもう1回見たいところに印を付けました。
ざっくり全部を1周、印を付けたところは2周、
配点の高い箇所は3周、目を通しました。
覚えるというよりも、バー--ーっと目を通すだけ。
超短期記憶です。
巻末の模試とネット模試を受けよう
模試は大事です。
で、当日早朝に解いた模試では不合格(^^;)
その後、受験直前にネットで受けられる模試を受けました。
ここではなんとか合格点。
ちなみにネットの模試は受けておくべきです。
本と比べて出題の順番が若干違っており、
ネットの模試のほうが本番に合っています。
受けておいて良かったです。
試験時間は160分ですが、
実際には60分で終わりました。
長くても120分かからず終わるでしょう。
勉強時間
移動時間では2日に1回、電車の中で20分ずつくらい。
これを約3週間ですから、移動時間で合計3時間ちょっとくらい。
寝る前に勉強したのは、3回くらいでした。
寝転がりながら勉強するとすぐ眠くなります(^^;)
10分ずつくらいですので、3日で30分。
前日は1時間、当日は4時間くらい勉強しましたので、
ざっくり10時間費やしました。
うん、かなり効率的(^^)/
備考
私は、会社法とかデリバティブの計算とか、
ある程度会計士試験で学んでいた知識もあるので、
実際のところ10時間ではかなり厳しいと思います。
まったくの初心者だと30時間はかかるでしょう。
ただ、毎回似たような問題らしいので、
一夜漬けでも合格できてしまうかもしれません。
今後受ける方の参考になれば。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
今日は大手町でMTGのあと、
新宿にて質問コーナーです。