【会計士】財務計算で合格点を取るために。

勉強法
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今日は渋谷校で相談会。
16時までの予定を大幅延長して、
18時過ぎまででした。

受け答えする中で、
次の試験に向けどのような勉強をしていけばいいか、
話すことが多かったので、
こちらに書いておきます。

 

ミスの原因を探る

今回の問題、全般的に難しく感じる要素が多く、
解きにくかった人が多いようです。
それでも、取れる問題は、
皆無だったわけではありません。
半分くらいは、なんとか得点して欲しかった。

しっかりと、取れなかった問題について、
原因分析をして下さい。

その前に、改めて、
時間制約をなくして解いてみましょう。
もし解けたなら、本試験特有の緊張感のせいかもしれません。
解けなかったなら、なぜなのか、
考えてみるのです。

1.理解不足?
2.演習不足?
3.ケアレスミス?

大別するとこのいずれかになるかなぁと。
2つめは、演習を増やしましょう。
3つめは、打ち手を考えましょう。
怖いのは、1つめです。

理解した「つもり」になっている可能性があります。

 

例題、テキストを深める

理解していなければ、
今回のように、ちょっとひねられたり、
複数論点が同時に出てくると、
対応が難しくなります。

理解を深めるためには、
テキストの内容を、
一段、二段、深堀りして考える必要があります。

ただ例題を、何も考えず解いていた人も、
一度、考えてみる。

この例題で何が肝になるのか?
何を理解させようとしているのか?

テキスト本文の文章や図も、
改めて見直してみましょう。
意外と、抜けている人も多いはずです。

時価のないその他有価証券は取得原価評価とか、
まさにテキストの知識なんですけど、
引っかかっている人が多いです。
気持ちは分かりますが(^^;)

 

理論とセットで勉強

理論的背景が頭に入っていた方が、
上記の「会計処理の理解」も進みやすいでしょう。

計算と理論を完全に分けるのではなく、
同時並行で同じ分野の勉強をしていきましょう。

 

章ごとに要約

これが一番役立つかな、と思います。
章ごとに、内容を見る前に、
ポイントとなる事項や会計処理、
気をつけるべきことを、
扉のページなど紙1枚に書き出してまとめてみます。

そして、すべて出し切ったと思ったら、
そのあとで中身の確認をしていく。

そうすると、ヌケモレがあることに気づけます。

最初から中身を読んで確認するのでは、
分かっている、覚えている「つもり」の発見ができません。
何もないところから情報を吐き出せて初めて、
その論点の重要なポイントが分かっていることになります。

問題を解けるようになる前には、
まず分かるフェーズがあり、

分かる→解ける

の順で進んでいくわけですが、
そもそも「分かる」ところが、
「分かったつもり」の人が多いのです。

今回のような問題だと、
点数が伸びにくいでしょう。

 

 

分かったつもりをなくすために、
今日書いたことを意識してみていただければ。

★★★★★★★★★★

【編集後記】

昨日は池袋で学習相談。
その後は講義。

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