受験生時代に読んでいたら、
もう少しまともに勉強できていたかもしれません。。。
成り行き任せは限界がくる
私は会計士になるまで、勉強本を読んだこともほとんどないし、
なによりまともに勉強をしたことがありませんでした。
公立の小学校→中学校→高校ですから、
学校の講義の範囲で真面目に授業を聞いて、
先生に気に入られることができれば、
成績はそこそこ取れてしまうものですw
授業を真面目に聞いて、
ちゃんと発言して、宿題も忘れずにやってくる。
塾にも通わずに。
やってきたことはそれだけでした。
大学は指定校推薦で入学していますので、
それこそ真面目に勉強に取り組んだことはありません。
というか取り組む必要がなかったのです。
ですから、勉強法なんてものは学ぶ必要がなかった。
「まぁ、なんとかなるっしょ」
という超楽観的な考えで、会計士も目指すことになります。
多少は合格体験記を読んだ気もしますが、
それ以外はまったくです。
正しい勉強法なんて考えることなく、
ただただ講師の言うことを聞いて勉強する。
ある程度までは辿り着くことができましたが、
もともと頭が良いわけではなく、努力でなんとかしてきたので、
会計士試験にもなるといままでのようにはいきませんでした。
ちゃんと計画を立てたり、正しい勉強法を学んで実行していれば、
もっと早く合格できたのかもしれないな~と思うこともあります。
受験時代に読みたかった本
メンタリストDaigoさんの「倒れない計画術」は、
ビジネスパーソン向けに書かれている本ではありますが、
資格の受験生にも役立ちそうなことがたくさんありました。
いくつか紹介します。
ログを取る
まずは、自分の1日の時間の使い方を知ることです。
起きてから家を出るまでに何分かかるか。
通勤通学に何分かかるか。
ネットに何分使っているか。
すべてを記録することで、
まずは現在地を知るところからです。
15分単位でシングルタスクの徹底
マルチタスクはNGと強調されていました。
仕事量=時間×集中度
ですから、闇雲に時間だけかけても成果は出ませんよね。
どれだけ集中して仕事をするかも大切です。
これは勉強も同じこと。
集中するためには、時間を短く区切った方がいいのです。
目標はMACの原則で
いまもっとも科学的に正しいとされている目標設定方法は、
MACの原則というもの。
メジャラブル・アクショナブル・コンピテントの頭文字。
測定可能で、行動に移せて、自分の価値観に合っている。
そういう目標だと、達成可能性が高まるのです。
if-thenプランニング
もし○○なら△△という行動を取る、
という風に決めておくと、うまくいきます。
もし雨が降ったら、傘を持っていく。
もし電車が止まったら、タクシーに乗る。
水曜日の夜は、ジムへ行く。
このように考えておくことで、
行動を起こしやすくなるのです。
防衛的ペシミストが98%
日本人は98%が防衛的ペシミスト(悲観論者)といわれているようです。
これをうまく活かす方法として、
最悪を想定して対処法を考えておく
ことが挙げられます。
そのほうが、綿密に行動計画を立てられますし、
事前の対策も打ちやすい。
日本人はマイナスを想定してそうならないように計画を立てる方が、
うまくいく人が多いようです。
チートデイをつくる
チートとは、騙す・ズルをする、という意味ですが、
ここでは「サボる」という意味で捉えましょう。
あらかじめ、サボる日をつくっておくのです。
パンパンに計画を立ててうまくできる人なら良いのですが、
そううまくいきません。
2週間に1日くらいのペースで、
計画的に休む日をつくっておくのもよいでしょう。
成功者の成功法を鵜呑みにしてまねをしても目標達成率は上がりません
これはドキッとさせられました。
あくまでもその人にとってその方法がよかっただけなのであって、
自分にもそのまま当てはまるとは限りません。
真似から入ったとしても、
最後は自分なりにアレンジしてしまうほうが良いでしょう。
そのほかにも、
完璧を目指すよりまず終わらせろ(Done is better than perfect)
やるべきことを思い出したとき・・・
①今やる
②二度とやらない
③いつどこでやるか決めてスケジュールに入れる
メールチェックは1日2回~3回まで
など。
さいごに
本書のまとめとして、
失敗から学ぶ方法として一番大切なのは、記録を残しておくこと
倒れない計画の追求に終わりはありません
とありました。
何事も、まずは記録を残すところからです。
そもそも自分がどれだけ集中して勉強できているか?
記録を取ってみてください。
計画の立て方についても、ある程度の型はあるとしても、
真似をしてうまくいくとは限らないはずです。
自分なりにしっくりくるやり方を見つけるための参考にしていただければ。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
今日は原稿。
夕方質問コーナーのあと、講義です。