第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンの完走記です。
第七関門からゴールまで。
過去記事は↓から始まるシリーズをどうぞ。
第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン118kmの部~完走記①レース申し込み等
★
9割の人が歩く最後の上り
最後の関門後、なが~~~い上りが続きます。
傾斜5%とかそのくらいだったと思いますが、
ここまで走ってきた脚にはかなりこたえます。
ガーミンによる大会全体のアップダウン。
かなりアップダウンあるように見えますね。
ギザギザしてます。
最後の上りがなかなかなものです。
850mから1050mまでほぼ上りです。
ちなみに、最難関レースの野辺山のアップダウンは、
こうです。
あまりアップダウンではなく、
大きく上って大きく下ってまた大きく上っているように見えますが、
左側のメモリを見てみると全然違います。
後半では1000mから1600mまで上ってます。
あの、馬越峠です。
9割5分くらいの人が歩いていた記憶があります。
やはり野辺山は本当にきつい大会なんだな~と。
つらい記憶はすぐ消えてしまうものですねw
で、今回のレースは野辺山に比べれば傾斜もゆるく、
走れないほどでもないのですが、
やはり最終盤。
歩いている人がかなり目立ちます。
(野辺山では70km過ぎたあたりなので
まだ余力が残っている人もいるかもしれません)
9割くらいは歩きを入れているのではないでしょうか。
ずーーーーっと上るんです。
道はほぼまっすぐですが、
なかなか終わりが見えずに心が折れそうになります。
付いていけ!
そこに突如として登場した、謎の女性がいました。
よくここまできて、このペースで走れるなと。
最後の関門を出発してから、すぐに抜かれました。
しかも同じ118kmの部のゼッケン。
これは付いていかねばならぬ。
そう直感で判断し、離されないように付いていきました。
なかなかのペースです。
周りはほぼ歩いていますから、
自動的にどんどん抜かしていくことができます。
この坂で、100人は軽く抜いたでしょう。
2km近く付いていったところで、
いつまで経ってもペースが落ちないので、
付いていくのをやめてしまいました。
それくらいすごかった。
あれはいったい誰だったんだろう。。。
かなりの時間、ぴったりと後ろについて
ハァ、ハァ、はぁ、はぁ。
と言いながら走ってました。
夜の道なら警察呼ばれるくらいの吐息ですよほんとに。
でもそこはウルトラランナー。
一度も振り返ることなく淡々と走ってました。
すげー。
ラストは下るが走れない
上りきると、最後は下り。
もうここまで来たら、あとはどうゴールするかを考えるのみ。
下り坂の勢いそのままに。。。
と行きたいところですが、そうはいかんのです。
脚が、いたい。。。
足が、いたい。。。
指が、いたい。。。
上りでは感じなかった痛みを感じるように。
下りで受ける衝撃は上りより大きいです。
速く走りたくてももはや走れませんでした。
ブレーキをかけつつ、痛みをこらえつつ、
坂を下っていきます。
ちなみに音楽はラスト10kmくらいからはずっと
「負けないで」ループ。
ZARDに勇気をもらいながら走ってました。
最後の1kmは、音楽もなし。
ああつらかった。
何度もやめようと思ったけどやめなくてよかった。
応援してくれる人が本当にありがたい。
ここまで来れて本当によかった。
出てくる感情は、
感謝と安堵
の2つが入り交じったような。
ゴール直前には涙で前が見にくいくらいに。
感動のゴール!!!
のはずでしたがちょっとした事件があり
イライラしながらのゴールとなりました(^^;)
勝者と敗者。
しかし今日の勝者が明日は敗者になることもある。
今日の敗者だって明日には勝者になれる。
それがウルトラマラソン。
この日の敗者であるAKBは今月野辺山に挑戦する。
きっとそこでは勝利をつかみ取ってくれるだろう。
さすがに連敗は避けなければなるまい。
バラモン2連敗した私に言われたくもないでしょうけど。
メダルには重みがあります。
娘も喜んで首にかけてました。
距離 | ラップ |
115 | 08:18.5 |
116 | 07:35.9 |
117 | 08:05.8 |
118 | 08:51.2 |
119 | 08:07.4 |
120 | 03:27.4 |
ここの坂で7分~8分台で走っている人は、
ほとんどいなかった気がします。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
今日からまた新入社員研修です。
ファイナンスについてしゃべってきます。
【睡眠記録】
22:00~5:00