これからの時代、人間の価値は、
オリジナリティだけになる。
彼はそう言い切りました。
いま、あらゆるものがコモディティ化しています。
右を見ても左を見ても、
同じような商品が並んでいます。
大量生産によって、低コストで同じようなモノがどんどん作られる。
一時期の薄型テレビがまさにそうですね。
同じモノなら安い方がいい。
日本の電機メーカーは、
あっさりと海外勢にやられてしまいました。
差別化できない商品は、淘汰されていくのです。
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今までは、モノのコモディティ化だけが危惧されていました。
いかにして自社の商品を差別化するか。
価値を高めて自社のオリジナリティを出していくか。
商品だけ考えていればよかった。
あくまでも主人公は商品であって、
作り手の姿は関係なかった。
会社という看板に隠れて見えてなかった。
しかしもはや、会社の看板が揺らぐことが当たり前になっている。
誰もが知っているような会社が倒産。
倒産せずとも不祥事により信頼が失墜。
もはや大企業が安定と考える人は、
今の僕の世代より下にはいないのではないでしょうか。
(実際は、そう考えている人もけっこう多いと思います。
大企業にもいいところはたくさんありますので。)
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ヒトモノカネのうちの、ヒトとモノ。
モノは、コモディティ化し尽くした。
簡単には売れない時代になった。
ヒトはどうだろうか。
ヒトには、「オンリーワン」という言葉が流行ったように、
何もしなくても、それぞれ個性がある。
だからいい。
そう言われてきた。
だけど、そう言ってもいられなくなってきたようだ。
これからは、いかに「自分という人間」の
オリジナリティを高めていくかが大切になってくる。
そういう時代に入っている。
この商品だから買う、ではなく、
あなただから買う、の時代。
もはや個人の価値はオリジナリティにしかない。
もともと特別なオンリーワンなのは確かだが、
だからといって何もしないで生きていけるわけでもない。
自分の何がオンリーなのか?
どこにオリジナリティがあるのか?
それを言語化し、磨き続けていかなければ、
未来はないかもしれません。
そういえば最近オリジン弁当食べてないなぁ。。。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
五反田で仕事のあと、渋谷で講義でした。
さっそく講義で手術の話をしました。
メモする必要一切なしの雑談です(^^;)
コメント
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