バラモンキング2017の完走記シリーズ。
第1回からぜひどうぞ↓↓↓
登場人物はこちら↓↓↓
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みよっしー!!!!
ランコースは、概ね平坦と言っていいくらいのコースだが、
地味にアップダウンがある。
バイクを180km漕いできた脚には、
なかなかグッとくるアップダウンだ。
実際、上りでは歩いている人も多い。
まだ3km辺りだというのに。
このアップダウン、本当に地味すぎる。
地味すぎるがゆえに、調子に乗ると、
じわじわ体力を奪われる。
調子に乗るべからず。
ここまで来て完走しないわけにはいかないので、
なるべくペースを上げすぎないようにしたつもりだ。
3週間前に野辺山を走った僕にとって、
この坂は坂とも呼べないレベルだったが、
ここで調子に乗るときっとろくなことがない。
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それでも、ランではかなりの選手を抜き去った。
野辺山ウルトラマラソンのおかげだと思っている。
野辺山の坂はとんでもない。
100kmのうち半分くらい上っているイメージだ。
この経験があったから、バラモンの上りはまったくきつく感じなかった。
人間は、何でも比較してしまう。
この性質を上手く使うことが出来た。
事前に大きな負荷を掛けておいたことで、
それよりも楽に感じたのだ。
全国模試を難しく感じるのも仕方ない。
本試験を簡単に感じるために、必要な過程なのだ。
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上りを上りとも思わない僕は、
上りも下りも関係なく、淡々と走った。
なかなかチームメイトとすれ違えず不安になりつつ。
なるべく向かってくるランナーを見ながら走る、走る。
すると、5km地点くらいで、みよっしーとすれ違う!
スタート直前の7時以降、みよっしーと初めて会えた。
ポセイ丼の同期で年齢も僕とほぼ同じ。
イケメンで頭も良くて優良企業勤務で隙がない男。
ヒゲも決まっている。
僕を見つけると、それまで歩いていたみよっしーが駆け寄ってきてくれた。
「ザックーーーー!」
「みよっしーーーー!」
レース後聞くと、このときの僕はメチャメチャ嬉しそうにしていたらしい。
が、僕の目に映ったこのときのみよっしーも、それ以上に嬉しそうにしていたよ。
みよっしーは折り返してすでに15kmくらいだから、
10kmの差が付いている。
さすがに追いつくのは難しそうだが、
次にすれ違うときには差を詰めていたい。
そんなことを考えながらみよっしーとハイタッチして、
またひたすらにコースを進んだ。
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【編集後記】
昨日は昼、夜と収録講義。
もうしばらく連続収録が続きます。
【昨日のトレーニング】
なし