バラモンキング2017の完走記シリーズ。
第1回からぜひどうぞ↓↓↓
登場人物はこちら↓↓↓
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AKB・熊と僕
ランを終え、預けていたバッグを受け取る。
意気揚々と歩いていると、熊がほんの少し先にゴールしていた。
くまあああああ!!
やったよ~~~!!
やっと来れたよ~~~!!!
熊と握手を交わし、テントの中へ入り着替える。
公式記録によれば、
バイクのゴールタイム(=ランのスタートタイム)
が9時間43分なので、着替えている時点で9時間40分ほどだろう。
制限時間まで5時間20分。
このとき僕は、
「よし、いける!」
としか思っていなかった。
人生初めてのフルマラソン、
腸脛靱帯炎で臨んだフルマラソン、
後半ほぼ歩きっぱなしでも5時間は切れていた。
いま、体はボロボロだけど、心は最高に晴れやかだ。
間違いなく完走出来る。
そう確信し、シューズを履き替え、
ジェルを飲み、新しいジェルを背中のポケットに入れる。
★
一方の熊。
「絶対に無理や・・・」
と思っていたようだ。
無理もない。100kg近い肉体で、
このあと42km走らなければならないのだ。
最近の彼は5時間すら切れなくなっていた。
さすがに逆の立場だったら、愕然としていただろう。
すぐにリタイアしていた可能性が高い。
★
すぐにAKBもバイクゴールした。握手を交わす。
3人で軽く話しながら着替えるが、
AKBはもうこのままやめてしまいそうな雰囲気である。
熊に向かって、
「俺の分まで頼む」
と言っていた。
AKB、熊、僕の3人で、
朝4時に起きて大井埠頭でバイク練習をした日が懐かしい。
あの頃は3人とも真面目に練習していた。
いつからみんな怠惰になってしまったのだろう。
しかし基本は怠惰になりつつも、最低限の練習をして、
体調を万全に整えて当日を迎えられたのは、
残念ながら僕だけだったのだ。
AKBは練習不足と身体の痛み。
熊は体重超過。
当日にピークを持ってくることの難しさを感じた瞬間だ。
僕は走りたくてウズウズしていたので、
AKB、熊を置いて先にスタートした。
ランスタートするとき、番号と名前を呼ばれる。
ついに、ついに、やっとたどり着いたバラモンのラン。
バランモンキングのスタートだ。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
今日は午前、午後と収録講義をしたあと、
新宿へ移動して質問コーナーです。
【昨日のトレーニング】
なし