バラモンキング2017完走記その35~テントの中で~

トライアスロン
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バラモンキング2017の完走記シリーズ。

第1回からぜひどうぞ↓↓↓

 

登場人物はこちら↓↓↓

AKB・熊と僕

ランを終え、預けていたバッグを受け取る。
意気揚々と歩いていると、熊がほんの少し先にゴールしていた。

くまあああああ!!
やったよ~~~!!
やっと来れたよ~~~!!!

熊と握手を交わし、テントの中へ入り着替える。

公式記録によれば、
バイクのゴールタイム(=ランのスタートタイム)
が9時間43分なので、着替えている時点で9時間40分ほどだろう。
制限時間まで5時間20分。

このとき僕は、
「よし、いける!」
としか思っていなかった。

人生初めてのフルマラソン、
腸脛靱帯炎で臨んだフルマラソン、
後半ほぼ歩きっぱなしでも5時間は切れていた。

いま、体はボロボロだけど、心は最高に晴れやかだ。

間違いなく完走出来る。

そう確信し、シューズを履き替え、
ジェルを飲み、新しいジェルを背中のポケットに入れる。

一方の熊。

「絶対に無理や・・・」

と思っていたようだ。
無理もない。100kg近い肉体で、
このあと42km走らなければならないのだ。

最近の彼は5時間すら切れなくなっていた。
さすがに逆の立場だったら、愕然としていただろう。
すぐにリタイアしていた可能性が高い。

すぐにAKBもバイクゴールした。握手を交わす。
3人で軽く話しながら着替えるが、
AKBはもうこのままやめてしまいそうな雰囲気である。

熊に向かって、
「俺の分まで頼む」
と言っていた。

AKB、熊、僕の3人で、
朝4時に起きて大井埠頭でバイク練習をした日が懐かしい。

あの頃は3人とも真面目に練習していた。
いつからみんな怠惰になってしまったのだろう。

しかし基本は怠惰になりつつも、最低限の練習をして、
体調を万全に整えて当日を迎えられたのは、
残念ながら僕だけだったのだ。

AKBは練習不足と身体の痛み。
熊は体重超過。

当日にピークを持ってくることの難しさを感じた瞬間だ。

 

僕は走りたくてウズウズしていたので、
AKB、熊を置いて先にスタートした。

ランスタートするとき、番号と名前を呼ばれる。

ついに、ついに、やっとたどり着いたバラモンのラン。
ランモンキングのスタートだ。

★★★★★★★★★★

【編集後記】

今日は午前、午後と収録講義をしたあと、
新宿へ移動して質問コーナーです。

 

【昨日のトレーニング】

なし

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