感情は記憶の定着を促進する
感情を伴っていたほうが、何事も記憶しやすいです。
小学生の頃のことで覚えていることと言えば、
たいていが感情を伴っています。
好きな人にフラれた(哀しい、切ない)
友達に怪我をさせてしまった(ごめんなさい)
飼っていたハムスターが死んでしまった(悲しい、つらい)
いじめられた(悔しい)
ポケモンを極めた(楽しい)
サッカーの試合で開始5分で交代させられた(悔しい)
感情を伴っていると記憶は定着しやすくなるのです。
阪神大震災や東北の震災、熊本の震災なども、
実際に現地で体感している人のほうが、
テレビの映像で見ていただけの人よりも、
記憶に残るはずなのです。
申し訳ないけれど、それが現実。
何かを覚えたいなら、感情とセットにするといいのです。
でも、現実的には難しいですよね。
楽しく勉強すれば、つまらなく勉強するよりは覚えられるでしょうが、
強い感情を伴って記憶することは簡単ではありません。
単純な反復で記憶する
一般的に覚えようと思ったら、反復することが基本です。
たとえば自分の電話番号。
初めて携帯を買ったときはなかなか覚えられなかったのではありませんか?
でも、いまはスラスラ出てきますよね?
これは何度も書いたり何度も打ったりしているからです。
思い出し、書くことで、徐々に記憶されていき、
もう決して忘れることのないものになりました。
九九もそうだし英単語もそう。
反復することで、人は記憶していくのです。
勉強の基本ですね。
外部記憶補助を効果的に利用する
忘れちゃいけないと思うときには、外部記憶補助を使いましょう。
誰かとの待ち合わせとか。
出さなきゃいけない手紙とか。
頭の中に記憶しておくだけでは心配ですからね。
メモする
カレンダーに記入する
リマインダー機能を使う
目に留まる場所に置いておく
こういったことで、忘れることを防ぎます。
これは受験でも使えます。
ある論点が出題されたときには、何かしらの引っかけポイントがあります。
その引っかけポイントに引っかからないために、
あらかじめ目立つように問題文にメモしておくのです。
いったん解き始めてしまうと、すっかり忘れて解き進めてしまい、
面白いように引っかかります。
先に引っかけポイントを思い出し、
解き始めてからも気付けるようにメモしておきましょう。
くだらないミスが減らせるはずです。
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【編集後記】
今日は久しぶりの友人とランチをして、
夜は、とある会に参加してきます。