どうせモノを売ったりサービスを売ったりするなら、
三方よしの商品・サービスを目指したいものです。
一方よし
まずは自分がよければよい、という一方よしの段階。
一方よしという言葉は、三方よしとセットで用いられることが多く、
そうするとマイナスの意味で使われるわけですけども、
でもスタートは一方よしでいいと思うのでございます。
まず自分にとって心地良いかどうか。
自分にとってプラスと思えるかどうか。
それによって自分が儲かるかどうか。
これも大事な要素です。
どんなに「ギブアンドテイク!まずはギブから!」
と言ったところで、そのギブがいつかきっと返ってくる、
というなんとなくの思いがなければ、ギブすることはないでしょう。
最後は結局自分なのです。
自分にとっていいと思えるかどうか。
ここが出発点であることは悪いことではないでしょう。
ただ、それだといつかは行き詰まってきます。
二方よし
次に二方よしの段階。
自分だけではなく相手にとっても良いものかどうか。
いくら自分にとってよいことであったとしても、
Win-Loseになってしまってはいけません。
たとえば詐欺とかそういったものは完全なる一方よしですが、
それでは敵を生むばかりで、いつかは破綻するでしょう。
自分にとっても相手にとってもよいことであるかどうかが大事です。
一般的な商取引であれば、この二方よしに該当するでしょう。
適正価格なら、売る方は売れれば儲かるから嬉しいし、
買い手もその商品の価格より価値が大きいと思うから買うわけです。
Win-Winの関係です。
もちろん粗悪品であれば一方よしになりますね。
三方よし
商品が売り手と買い手にとっていいものであっても、
それを使うことで環境が破壊されてしまうとか、
近隣住民に大きな迷惑をかけるようなものであれば、
二方よしであっても三方よしにはなりません。
その商品やサービスが、社会全体にとってもプラスになるかどうか。
そこまで考えることを目指しましょう。
たとえば私の仕事であれば、
適正な受講料をいただいて良質な教材と良質な講義を提供しています。
私は講義をしていて楽しいし、理解してもらうための努力の過程で成長できます。
そして、受講生はしっかりと学ぶことで試験合格に近づいていきます。
正しくまっとうな努力をしていけば合格を手にすることができます。
そして、優秀な会計人が世の中に送り出されることで、
よりよい社会を作るきっかけになります。
(会計不正とかに荷担してしまう会計士がいるのは残念でなりません(^_^;))
自分にとって、相手にとって、社会にとって良いこと。
自分の売っている商品やサービスが、三方よしを満たしているかどうか。
ちょっと省みてみませんか。
いまは一方よしであったとしても、
工夫次第で二方よし、三方よしにできたりするかもしれません。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
MG学会2日目です。
今日はイタリア人からイタリアの会計を学べるらしい。
簿記の起源であるイタリアでの最新の会計を学んできます。
【昨日の1日1挑】
バーガーキング フィッシュ&チーズ