かれこれ10年前の2006年に短答式試験を受験しました。
そのとき、監査論は9割を取りました。
そんな私の短答式の勉強法を振り返ってみます。
もちろん、いまとは全然出題傾向とか違っているでしょうし、
その辺差っ引いて下さいね。
年1回の5月短答しかありませんでしたし。
ベースは監査基準委員会報告書
監査基準委員会報告書の原文を手元に置いておきました。
昨日書いた、企業法と同様に、
やはり原典が大事だと思っていたので。
すべての文章を最初から最後まで通読しました。
1回通読したあとは、答練で出てきたものを中心に繰り返し読みました。
企業法も監査論も、もっとも大事にすべきはやはり原典です。
短答答練中心
短答向けの勉強としては、企業法と同じく、短答答練がメインでした。
企業法と同じように、こちらも復習の仕方が大切です。
アイウエオの5つの文章が出てきたら、
すべてについて○×を正確につけられるようにしました。
で、×の場合は、文章のどこが×なのか、
どうすれば○の文章になるのかを考えます。
○の文章であれば、もし×の文章として出題されるなら、
どういった形で出題されるかな、ということを考えました。
出題者の立場になって考えてみるのです。
「すべて」「かならず」など、よくある×パターンにしてみたり。
これがけっこう面白くて役立った記憶があります。
監査論は、けっこう感覚で解答していた部分もあります。
なんとなくこっちが正しそう、
みたいな感覚を磨いていくことが大事なんじゃないかと。
実際、本試験でも、確実に正解できた!というのは5割くらいで、
あとの4割は2択まで絞ってからのカンで正答しました。
このカンを磨くことも受験では必要です。
そのために、短答答練+委員会報告書のコンボ。
監査論も、他校の答練や、
その他の受験用教材は一切買いませんでした。
監査論は、
「なんとなく」
の積み重ねで得点を重ねていける、そんな科目のような気もします。
なんとなくあやしい、ということに気付けるか。
そんな監査人としてのカンが問われているのかもしれませんね。
いずれにしても、日本語がけっこうあいまいで難しかったりするので、
9割取れたのはかなり運が良かったと思います。
教材を絞って、何度もグルグル回転させるのがいいでしょう。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
昨日は、他校財務会計の先生と情報交換。
いろいろ勉強になり、視野が広がった気がします。
もっと精進せねば。
【昨日の1日1挑】
某先生と立ち飲み屋