7月24日に開催された第68回富士登山競走に出走しました。
結果は,八合目関門に間に合わず無念のDNF(Did Not Finish)。
レースを振り返り,どうすれば完走出来たのか,考察します。
★★★
富士登山競走は,その名の通り富士山を上ります。
ただの登山ではありません。
「競走」
です。
そう,走って駆け上るのです。
富士登山の経験がある方は分かるかもしれませんが,
歩いて上るのもかなり困難なくらい急な上りです。
さらに,一般的には五合目から登山するわけですが,
このレースは0合目から山頂を目指すのです。
どう考えてもオカシイ。
気が狂っているとしか思えません。
しかもですよ,開催される日がオカシイんです。
なんたって
金曜日
ですから!
それ,平日ですから!!
決戦が金曜日なのはドリカムだけで十分ですから!
ということで,参加される人たち,全員間違いなく変人です。
僕は参加者の中で最も特徴が無く,
いたってフツーなオーラを醸し出していました。
さらにこの大会の参加要件は厳しく,
いきなり山頂を目指すのは無理なのです。
まずは五合目コースに出場して,
タイムをクリアしなければなりません。
山頂へ行こうと思ったら,最低2年はかかるわけです。
それくらい,厳しいオカシイ変態レースなのです。
さらにさらに,先着で申し込めるんですけど,
埋まる早さが尋常じゃないんです。
たぶん僕が知る大会で最も申し込むのが厳しい大会です。
来年参加を検討される方は,申し込めないリスクも考慮しておきましょう。
それは僕も同じです。
現地には前日入りがおすすめ
僕は昨年五合目コースに出て,今年が初めての山頂コースです。
昨年は当日の早朝にバスで向かいましたが,
今回は前日入りしました。
高地順応のためです。
スタート地点は0合目とはいっても,
標高が700mもあります。
前日入りして,薄い酸素に体を慣れさせておきました。
効果があったのかはわかりませんが(^_^;)
ちなみに富士急トラベルのツアーで,
新宿からの往復バスと宿泊2食付きで13000円です。
相部屋4名でした。
知らない人でも気にならないタイプなら大丈夫でしょう。
それにしても同部屋だった人は,
やれ5回目の参加で過去4回とも完走だの,
やれフルマラソンは3時間10分だの,
やれトレイル出まくっている人だの,
とにかく怪物ばかりでした。
たぶんサブ3.5レベルじゃ見向きもされないです。
泊まった旅館は梨宮温泉。
普通の旅館といった感じでした。
ただ,旅館から見える富士山は絶景でした!
夕食をいただき,風呂に入って9時過ぎには就寝です。
困った装備
この時期ですから,とにかく平地は暑い。
スタート時間は7時です。
ただすでに立っているだけで汗ばんできます。
しかし,これから富士山に登るわけですから,
当然気温はどんどん下がってきます。
格好をどうしようか,持ち物をどうしようか,
いつものマラソンよりも頭を悩ませました。
結果的にはいつものフルマラソンの格好にしました。
ランシャツに長タイツ,ランパン。
お金を入れるために,軽いウェストポーチも着けました。
あとから振り返ると,yurenikuiにすれば良かったかもしれません。
山小屋でペットボトルを買ったあと,ずっと片手で持っていましたから。。。
いつもの格好だと,かなり暑いです。
タイツを履いている人はかなり少数でした。
さすが猛者たち。
道具に頼らなくても己の肉体でカバーしてしまうようです。
来年はタイツなしでいけるように鍛えよう。
猛者に囲まれながら,スタートを待ちます。
そして午前7時,猛者たちが一斉にスタートを切りました。
とにかく焦らずゆっくりいこうと僕も後方からスタートです。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
完走はできませんでしたが,
完走できそうな雰囲気も感じられました。
でも,走ってる途中は「もう2度と出るもんか!」
と思うくらいきつかったです。。。
ないすとぅみーとぅ!