いつもお読みいただきありがとうございます。
先日参加した,RG(リテーリングゲーム)の場にて,講師の方が紹介していた大久保恒夫さん。
成城石井の社長として,同社の業績を上げられた方。小売に強い人のようです。
ウィキペディアはこちら。
今回のRGの講師の方も,秋田でスーパーマーケットを展開しており,めちゃめちゃ儲かっています。
MGの考え方を愚直に取り入れ実践すれば,儲かるんですね。
(ちなみにRGとは,MGの小売版のようなものです。MGに何度か参加した人でないと,参加できません。)
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主に小売業の会社がどうすれば儲かるのかが書かれています。小売の方にはとても参考になるのではないでしょうか。
以下,簡単な抜粋と感想です。5つの方法ごとにまとめてます。
1.経営と現場が一体となってお客様の満足を実現する
人件費はコストではなく,人が企業価値を上げる
→この考え方大事ですね。企業は人です。MGでも人の大切さがよく分かります。勝手にクビは切れません笑。
利益は現場で生まれる
→利益はどこで生まれるか?仕入でもなく製造でもなく本社でもありません。販売して初めて利益が生まれます。これもMGで体験できます。売れないと本当に悔しいです。。。
短期的な利益より長期的な利益
→個人でも企業でも,頭では分かっていてもどうしても短期的な利益を取りに行ってしまいがちですよね。常に長期的な視点を忘れないようにしたいですね。
コミュニケーションとは相手の行動を変えること
→相手の行動が今までと変わらなければ,コミュニケーションとは呼べないようです。ただ飲みに行くだけじゃだめなんですね。
2.仕事を通して現場の人を成長させる
社員に勝ちグセをつけて成長させる
→小さな三連勝!この積み重ねです。
3.重要なことに絞り込んですぐやる
仕事は優先順位上位10%に集中する
→重要じゃない雑多なものに時間をついやしてしまいがち(メール,SNSなど)。重要なものに絞って時間を集中投下しましょう。自戒を込めて。
とにかくすぐやる
→重要なことに絞り込んで「すぐ」やるというのがポイントなんですね。すぐ行動。行動しなければなにも変わりません。
基本の徹底は,当たり前のことを当たり前にやるしかありません。経営に魔法の杖はないのです
→当たり前のことを徹底的にやる。これが案外難しいもの。経営にウルトラCはないんですね。
議事録は,「いつまでに,誰が,何をする」
→ 書く機会があるので,この3つを心掛けたいですね。
4.売れる商品を価格を下げないで売り込む→ここは小売ならではのお話です。
フェイスの拡大
→フェイスとは商品が並んでいる面の数。これが多いほど売れると言うことが分かっています。
在庫を増やす
→売れている商品についてはこれでもOK。大量に置くことでボリューム感を出すのが良いそうです。
優位置に商品を出す
→売れやすい場所というのがあるそうな。
POPをつける
→これは地味に効きます。POPに反応して買ってしまったこと,ありますよね?
接客
→最後はここなんだそうです。最後の一押し。悩んでいる人に対して背中を押してあげましょう。
5.今までのやり方をやめて,構造的に改革する
売り上げはもう上がらないわけですから,利益を出すためには粗利率を上げるしかありません
→これはちょっと賛成できない部分もあり。それは,「売上」と言っている点です。売上は単価×数量(PQ)なので,粗利率(M/P)を上げなくても,Qを稼げば利益は増やせますからね。
以上。小売に携わっている方には参考になる部分が多いかなと。
MGをやっているとさらに理解が深まると思います。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
複利のような逓増人生を。