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いま,成功していると言われているような人たちは,最初から成功していたのでしょうか。孫正義さんや柳井正さんは最初からあれほどまでに活躍できていたでしょうか。きっとそんなことはないでしょう。彼らが注目され始めたのは,ここ数年か長く見ても十数年だと思います。
そういった例で言うと,スティーブジョブズさんが最も象徴的だと考えています。一時はアップルから追放されもしました。重い病にもかかりました。それでも,世の中に素晴らしい製品,熱狂的なファンを残しました。
おそらく多くの人はiPhoneが日本で流行りだしたくらいからジョブズさんのことを知ったのではないかと思います。(実際私もそのうちの一人です。)すなわち,表面的には,いわゆる成功者としてのジョブズさんしか知らないわけです。しかし,少し掘り下げて彼のことを調べていくと,順風満帆な人生ではないことが分かります。また,下記のスピーチはとても有名なので見たことのある人も多いかもしれませんが,彼自身の口からも過去の生い立ちが述べられています。見たことのない人は是非一度見てみてください。とてもウィットに富んでおり,聞くたびに毎回学びがあります。私はお気に入りに入れて,ふとしたときに聞いています。
(注意!音が出ます。)
私たちはどうしても目立つもの,目立つ人だけに目がいきがちです。そのときに,表面的な部分,目に見える部分しか見ていないと,「自分はあんな風にはなれっこない。あれは彼だからできたことだ。」と考えてしまいがち。ですが,そういった人物はほぼ例外なく,日の目を見ない,暗くて辛くてしんどい時期を過ごしているはずなのです。そういった時期があり,それを乗り越えてきたからこそ,有名になり,成功者と呼ばれるようになったわけです。
ということは,苦しむことはいいことだと言えそうです。いま苦しいな~,と思っている人はいまを乗り切れば一段上のレベルにあがれるでしょう。結果が欲しければ原因を作る必要があるわけですから,成功という結果が欲しいのであれば,苦しむという原因が必要なのではないでしょうか。
ただし,ここでいう「苦しむ」という経験は,目標に向かっていく過程で壁にぶつかることで生まれてくるもの。目標がなく,なんとな~く生きているような人は,苦しいなんて思わないでしょう。そのような人が感じる苦しみというのは,月曜日が嫌だな~とか,早く定時にならないかな~とか,言ってしまえば消極的な苦しみです。
私は,積極的な苦しみが結果につながるのだと思います。積極的に苦しむのはむしろ喜ばしいことです。ジョブズさんも,過去の不遇をあとから振り返ると結果として良かったと仰っています。積極的な苦しみであれば,きっとそうなるのでしょう。あとから振り返れば良い経験だった,と思える苦しみ,これが理想ですね。
1週間で20000本もシュート練習をするのは,(現実的に可能かどうかは別として)とても苦しい,しんどいことでしょう。しかし,桜木花道は上手くなりたい一心で練習に励みました。苦しいという感情はあったでしょうが,それを上回るほどの目標があったのです。
苦しいな~と感じたときは,それが消極的なものなのか積極的なものなのか,立ち止まって考えてみましょう。積極的な苦しみであればよし。消極的な苦しみであれば改善の余地ありです。苦しいと感じる原因は何か,積極的なものに変えられないか。ハングリー精神を持っていれば,きっと積極的な苦しみに変えられると思います。どうせ苦しむなら,楽しく積極的に苦しみたいものですね。(私はまだまだその領域に達していませんが。。)
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
継続は人生なり!今日もコツコツいきましょう。