さて,レース前半から中盤にさしかかろうという12km付近に,
僕たちが泊まっていたホテルがありました。
そう,立地の良いホテルです。
ここが一番のお楽しみポイントでした。
朝出てくるときも,
「だいたい10時前後くらいに通るからね」
「10km通過したらここにアップデートされるからね」
「歩道側走っておくからね」
「カメラ用意しといてね」
と入念な打ち合わせ。
嫁さんと娘がいるであろう,
ちょうどその付近にさしかかったのです。
ん!?
ペースを落としてよ~く見渡しながら走ってみたものの,
なかなか見当たりません。
道の反対側も確認しますが,気配がない。
応援が多いから,紛れ込んでしまっているのかな,
もう少し奥にいるのかな,
など考えつつしばらく走り続けましたが,
いっこうに現れません。
ちょっと見落としちゃったか。。。残念だけど,まあ帰りには会えるだろう。
と軽い気持ちで市街地を走ります。
このあたりが応援のピーク。
楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。
折り返して,また立地の良いホテルに戻ってくる頃には,
ちょうどハーフの距離くらいで,
だんだん脚も動かなくなってきているはず。
前半飛ばしすぎ,脚が動かなくなるも,20km地点で応援してくれた家族に勇気と元気をもらい,練習不足ながらも自己ベストでフィニッシュ!!
というストーリーのブログ記事を考えながら走っていました。
ん!?
またもや見当たりません。
まさかな,,,と思いつつも,
やっぱりいくら探しても見当たらない。
ガクン!とテンションが落ちてしまいました。
走っている姿を娘に見せておきたかったのに。。。
という思いと,
もしかしたら何か大変なことがあったんじゃないか?
という不安な思いとが交錯します。
あとから聞くと,
娘が爆睡してしまい,
出てこられなくなっていたらしいです。
ここから先は,もうどうしようもないレース展開。
グダグダどころの騒ぎではありません。
本当に,どこでもドアがあったら使ってしまいたい,
いやそこまで贅沢は言わないからせめてタケコプターでも使いたかった。
それくらいひどい走り(いや,歩き)でした。
青島太平洋マラソン2015の敗因分析。応援が多すぎるのも困りもの!?
今回,嫁さんと娘が待ってくれている,
という期待が叶わなかったわけですが,
その状況をどう捉えるかによって,
レース展開は変わっていたかもしれません。
「もしかしたらサプライズでゴールで待っててくれているのかも!」
と思えたら,もっと力が出た可能性もあります。
日常でも,人や物事に大きな期待をすることもあれば,
ちょっとした軽い期待をすることもあると思います。
たとえば宝くじなんかもそうかもしれません。
当たってほしい,と期待していると,
それが叶わなかったとき,へこみますよね,沈みますよね。
それは仕方ないことでしょう。
宝くじくらいであればすぐ割り切ることはできますが,
これが人への期待であったら簡単にはいきません。
「○○してくれると思ってたのに,,,」
という感情から喧嘩になったり,関係が悪化したりすることが多いでしょう。
人に期待するな!というのもなかなか難しいと思います。
だから,期待が裏切られてしまったときにちょっと冷静になって,
次善策を考えたり前向きに考える癖がつけられたら,
もっと人生は豊かになるんじゃないかと思ったりもするのです。
僕は嫁さんからまったく期待されていませんけどね
つづく
★★★★★★★★★★
【編集後記】
税理士登録書類をやっと提出。
あとは面接や書類審査です。
ここまでかなり手間がかかりました。。。
【今朝の体重】
63.1kg
【昨日の1日1挑】
ライム系の甘いお酒
ないすとぅみーとぅ!
コメント
[…] 宮崎旅行記その7~青島太平洋マラソン2015。いなかった嫁と娘。 […]