生まれて初めてインドに行って感じたことをありの~ままの~文章にしてみた。その5

インドの話
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これは,僕が人生で初めてインドはムンバイを旅したときの記録である。

過去のエントリは以下から。

生まれて初めてインドに行って感じたことをありの~ままの~文章にしてみた。その1

生まれて初めてインドに行って感じたことをありの~ままの~文章にしてみた。その2

生まれて初めてインドに行って感じたことをありの~ままの~文章にしてみた。その3

生まれて初めてインドに行って感じたことをありの~ままの~文章にしてみた。その4

 

※主な登場人物

 

トミー帝:某外資系コンサルにて働くスーパーエリート。インドはムンバイへ赴任中。仕事でロジカルなのは当たり前だがプライベートでもついロジカルな面が出てしまい,なかなか良い相手が見つからないらしい。

 

AKB帝(羅帝):スーパー保険家。85kgの巨体ながらフルマラソン4時間切り,100kmウルトラマラソン2回完走,アイアンマンレース完走のすべてを,ランを始めてから1年以内に達成する強者。その文章力は圧巻。

 

マッチ帝:某ベンチャー企業のスーパー副社長。社内では神と呼ばれている。実力がありすぎてなんでも自分で出来てしまうため,いまは後継者の育成が課題。と本人は主張しているが,本当はしゃべりすぎて誰も話を遮れないだけとの噂も。

 

 

 

全員が私よりも年長者であり,人生の先輩として,またビジネスパーソンとして心から尊敬していることは言うまでもない。

 

※※※※※

 

 

青いタクシーが僕を責める

 

ここからホテルまで1時間弱。

シーリンクという高速を通って行く。

写真 2014-09-19 2 21 23インドのタクシーはほぼ確実にぼったくられるらしいが,

トミーのおかげで適正価格で乗ることが出来た。

もし1人であれば,確実に5倍の料金をとられていただろう。

 

乗ってしばらくして,僕はあまりの車の多さに唖然とした。

それ以上に,クラクションが鳴りっぱなしなのがもう耐えられなかった。

どうして彼らはこんなにクラクションを鳴らすのか。

「俺が俺が!俺が先に行くぞ!」

という意思の表れなのかもしれない。

 

もう一つ,車線がほとんど意味をなしていなかった。

車線の幅よりも車の幅の方が広かったりする。

車同士はいつもすれすれ。横も前も後ろも。

距離感が日本とはまるで違う。

 

道自体は,舗装されてはいるがけっこうガタガタで,ときどきお尻に強い衝撃が走る。

僕は幸いそこまでお尻は弱くないのだが,

お尻の弱いAKBは大丈夫なのだろうかと少しだけ心配になった。

 

ガタガタに震えているのは道路のせいだと思っていたのだが,AKBやトミーの目から見た僕は,

恐怖や不安でガタガタ震えているように映っていたようだ。

確かにこの時点で僕は一抹の不安を感じていた。

まずい。このままだと明日はどうなってしまう?

明日はインド人とAKBと3人で行動予定だ。

何も会話が理解出来ないし話せないではないか。

僕はこの事実に直面し,英語のみならず日本語すら一言も発せない状態に陥っていた。

 

 

ホテルにてKumarとご対面

インドを案内してくれることになるのは,Kumar(クマール)。

トミーがインドに赴任したばかりの頃,道でいきなり声を掛けてきたという。

最初は適度な距離を保ちつつも,クマールの誘いに乗ったトミーに敬意を表したい。

そのときのトミーの決断がなければ,この旅はまったく違ったものになっていたであろう。

 

クマールは,「ザ・インド人」というような顔をしており,ひげがしっかりと生えていた。

写真 2014-09-19 16 53 56

※写真は翌日に撮ったもの。顔が若干引きつっている。

 

 

初めての挨拶,何と言えばよいのか,正直言ってまったく出てこなかった。

ハイ!

 

とか

 

ハロー!

 

 

なら出てくるが,そんな軽いものだっただろうか。。。

と考えていると,まったく考えるそぶりを見える間もなく

 

「ナイストゥーミーチュー」

とクマールと握手をかわすAKBがいた。

 

そうだった。こんな簡単なあいさつもできないなんて,,,

自分に嫌悪感を覚えつつも,AKBに続いてクマールに挨拶をした。

「ナイストゥミートゥ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ナイストゥミー

トゥ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言ってしまったようだ。

(このあたりは,AKBのブログに詳しい。)

 

Meet you

Meet to

 

 

この2つの差は大きい。あまりにも大きい。

ビーフとチキンの違い以上に大きい。

 

思い返せば日常会話としての「Nice to meet you」は人生で一度も使ったことがなかった。

このサイト

によれば,中学校1年生で習うということだ。

僕の英会話は中学校未満ということか。。。

 

初めてのインド人との会話で,

僕の明日への不安はさらに増幅することとなった。

 

続く。

 

 

複利のような逓増人生を歩みましょう!

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