いつもお読みいただきありがとうございます。
勉強の仕方にはいろいろあります。
いわゆる受験勉強で考えてみますと,
読む
書く
話す
聞く
解く
考える
などがあるでしょう。
おそらく一般的なのは読む勉強です。テキストを読むという学習は昔からの定番ですね。
ですから,多くの受験生はこの読む勉強を中心にしています。
しかし,この勉強はおそらく最も頭に残りにくいです。
なぜでしょうか。
それは,最も受動的な勉強法だからです。
え?自分で読んでいるのに受動的だって?
はい。受動的です。
たとえば,ある本を通読したとして,その内容ってすべて覚えていますか?
次の日には忘れてしまっているのではないでしょうか。
意識して読んではいるのでしょうが,あくまでも文字情報は向こうから飛び込んでくるもの。
その意味では,自分から読んでいるつもりでも,実は読まされているといえるのです。
文字は,目を開けていれば自然に入ってきますからね。
それに対して,たとえば話す勉強はどうでしょうか。
誰かに教えると言い換えても良いです。
これは,声を出すという行為を伴いますね。声を出すのは,受動ではできません。勝手に声が出ることはないですね。
目を開けていれば勝手に情報は入ってきますが,口を開けていても声は勝手には出てきません。
自分から,能動的に声を出すこと。
これが身体の動きを通じて記憶されますので,読むだけより効果があるのです。
ミスチルの素敵な歌詞だって,歌詞を眺めているだけでは覚えるのは相当大変です。
リズムに合わせて実際に歌ってみることですぐ覚えられます。
読む勉強で覚えたければ,繰り返しまくるしかないですね。
だから暗記カードというものが存在するのでしょう。
頭に残る勉強法は,受動ではなくなるべく能動的な手法をとることだと思います。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
複利のような逓増人生を。