今年の論文に不合格だった人は、
来年に向けてしっかりと戦略を練らなければなりません。
そのために、まず敵を知ること。
敵を知り己を知れば百戦して危うからず
でござる。
どういう趣旨で出題されていたのか、
作問者の意図を知りましょう。
毎年「出題の要旨」が発表されます。
今年のはこれ。
https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/ronbun_syusi30/ronbun_syushi_30.pdf
熟読して下さい。
財務会計論の計算に関しては下記のとおりです。
第3問
・株主資本等変動計算書の作成手続に関する基本的な知識
・財務諸表とそれに関する補足情報から、間接法によるキャッシュ・フロー計算書を作成するための基本的な知識を問う問題
第5問
・本問は、連結財務諸表の作成に関する基本的な知識と応用的な能力を問うことをねらいとする総合問題である。国内子会社と国外子会社を有している企業を想定し、連結財務諸表を作成する能力を確認する問題である。段階取得による子会社の取得、研究開発を含む無形資産の識別、取得関連費用の取扱い、支配獲得後の持分の変動、並びに外貨表示財務諸表の換算等の論点に関する総合的な理解が求められる。
計算部分に関する記述はこのあたりでしょう。
さてさて、これを読んで、何かお気づきになりましたでしょうか。
基本的な知識問われまくりぃぃぃぃぃぃぃぃいい!!!!!!!
ふぅ。
失礼。興奮してしまいました。
そうなんですよ。
基本的な知識なんですよ。
論文といっても、やっぱり基本が大事なんですよ。
もちろんその場で考えさせる応用問題もありますし、
講師が話し合ってやっと解答が出るような問題もあります。
が、全体としては、基本的な問題が多いのです。
だから最後はテキストレベルが重要になってくるわけですな。
まずは、基礎固めから。
改めて、基礎の確認をしておきましょう。
11月中に不安な論点の基礎を総復習できるといいですね。
とはいえ、まずはゆっくり心の傷を癒やすことも必要です。
気軽に問い合わせでもTwitterでもいいのでご相談いただければ。
私も論文不合格を経験してますので、力になれるはずです。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
今日も実家でもろもろ。