いつもお読みいただきありがとうございます。
社会に出ると,自己投資という言葉が急激に目に付くようになります。
ビジネスパーソンたるもの英語くらいできなきゃだめだ!TOEIC800点必須!決算書ごとき読めないようでは仕事にならん!簿記を勉強しろ!経済が分からんでどうする!経済学を学べ!経営を知るんだ!ポーターを読め!管理職になりたいならマネジメントだ!マネジメントと言えばドラッカーだ!今の会社でずっとやっていけると思うなよ!まずは手に職,資格を取るんじゃ!プレゼンが出来ないと人前には出せん!セミナーを受けてこい!
ふぅ。このくらいにしておきましょう。上記はほんの一例ですが,学生の頃はまったく意識していなかった(少なくとも自分はしていなかった。)自己投資というものを,嫌でも意識せざるを得なくなります。自己投資の正確な定義は無いように思いますが,敢えて定義づけるのであれば,「自分の能力を高めるためにお金や時間を使うこと」ではないでしょうか。
で,その自己投資に関して。お金や時間を自分に使う前に,自分をお金や時間のために使ってみては?という提案。自分という最大の資産を投げ,お金を稼ぐため,時間を稼ぐ(時間の余裕を持つ)ため,全力で目の前の仕事に取り組んでみるということです。面白いな~と思うのは,おそらく,自己投資(自分に投資)をたくさんできる人は,過去にたくさん「自分を投資」してきた人だということ。
ある分野において,ある時期,想像を遥かに超えるほど打ち込んできた人というのは,本当に強い。まず,自分を投げています。あらゆるものを捨てて打ち込むことで,結果として成果を出すことができ,お金にも時間にも余裕のある暮らしが出来るようになる。そういう人が,自分にお金や時間を投資できる人になっていくのだと思います。
自己投資と叫ぶ前に,自分を投資してみませんか。それが一番の自己投資なのかもしれません。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
複利のような人生を。