いつもお読みいただきありがとうございます。
昨日は,見た目がどれだけ良くても中身が伴っていないと結局マイナスだよ,というお話をいたしました。
でも,よく考えてみて下さい。中身と外見,どちらが簡単に変えられるでしょうか。おそらく,中身を変えるよりも外見を変える方が簡単だと思います。性格は変えられなくても,着る服を変えれば見た目は簡単に変えられます。雑誌の内容は変えられなくても表紙や裏表紙は簡単に変えられるでしょう。書籍も,内容とタイトルがマッチしていないものもありますよね。タイトルに惹かれて買ってみたらがっかりする内容だったとか,そういうことは多々あります。タイトル(外見)はいくらでも変えられるのです。
中身がしっかり整ってから外見を磨く,という順序で進めることは,実は難しいのではないでしょうか。中身が伴っていないと外見も良くしたらダメ!といわれてしまったら,おそらくいつまで経っても外見を良くできないでしょう。我見も内面の中途半端なまま終わってしまう可能性が高いです。
であれば,まずは外見を良くしてしまってはどうでしょう。そうすると,周りの期待値が上がります。そこで中身が伴っていないと昨日のお話と同じなわけですが,周りの期待値を上げておいて,その期待に応えるべく,事後的に中身を磨いていく。実際にはその順序で進めていかないと,中身を磨くことはできないのではないかと思っています。
これを,鮒谷さんは「金メッキ理論」と名付けておりました。金メッキで自分の身を包んでしまうと,周りから見たら,すごいな~,ピカピカやな~と思われる,すなわち事前の期待値が上がるわけです。ここで,中身が外見に見合わないと,一気に興ざめされてしまう。そうならないためにも,必死で中身を外見レベルに合わせようとする。金メッキをはることで,後には引けない状況を作り出し,勝手に自分を追い込むのです。実際に背水の陣になってしまうと生か死か,という極端な状況になってしまいますが,金メッキなら万が一剥がれてしまっても死ぬことはありません。
実は,資格というのもこの金メッキ理論に通ずるのではないかと思います。資格をとれば,何らかの知識がある人だという風に見られますが,あくまでも机上の知識だけで取れてしまう資格もたくさんある訳で,実際に中身が伴っているかというとまた別問題。同じ資格保有者でも実力は天と地ほどの差があることもあります。とはいえ,資格をとらずして実力だけつけるというのも難しい。ですから,関連する資格取得をまずは目指して資格を取り,それから中身を磨いていくという順序で実際は進んでいくのではないでしょうか。
資格に頼らない人生もありだと思いますが,せっかくであれば資格というものを単なる肩書きとして取得するのではなく,自分自身の金メッキとして取得する,という選択をしてみてはどうでしょう。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
継続は人生なり!今日もコツコツいきましょう。