覚えているだろうか。
AlphaGo(アルファ碁)との対局。
2016年3月、AIが韓国のトップ囲碁棋士に、
完全勝利を果たしました(4勝1敗)。
その時の対局相手が、
イ・セドル九段。
歴史に、名を残したことは間違いない。
Wikipediaによれば、
韓国棋界の魔王
と呼ばれているらしい。
そんな彼が、こう語っていたという。
囲碁AIが登場したことで、必死に努力してナンバー1になっても、自分はトップではないことが分かった
一番になれないところからは、
早々に撤退する。
これは、生き残り戦略を考える上で、
大変重要な考え方の1つになるのではないだろうか。
一番しか知られない。
一番しか価値がない。
一番になりたい。
極端すぎるかもしれないが、
本当のプロは、こうであるべきなのだ。
グーグル検索なら、
1番じゃなくてもいいかもしれないけど、
それでも、1ページ目であることは必須です。
一番になれない世界からは、身を引く。
もちろん、トップレベルであるからこそ、
この判断ができるのも事実。
極めし者だけに与えられた権利。
一番を捨てる権利。
そもそも一番の実力がある。
いや、あった。
そんな彼だからこそ、
AIの脅威を身に染みて感じているのだろう。
もう絶対に勝てないと。
絶対に勝てないと悟れるほどに、
自分の実力が付いているのか?
それだけやらないと、
AIの脅威を語る資格はない。
そんな風に読み取りました。
以前読んだこの本にも、
自然界ではナンバーワンしか生き残れない、
といった旨の記述がありました。
人間も、動物。
生き残るためには、ナンバーワンであらねばならない。
あなたはどの分野で、ナンバーワンになりますか?
★★★★★★★★★★
【編集後記】
昨日は原稿など。
娘の送り&迎え。