あえて分かりにくさを入れることで、より記憶に残ったりします。

気づき
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人は分かりやすさを求めます。

分かりやすい説明、
分かりやすい文章、
分かりやすい話、
分かりやすい図解、
分かりやすいグラフ。

そういったものが、世の中に溢れています。
僕も大賛成です。
分かりやすい講義にするにはどうすればいいか?
日々考え続けているくらいですから。

しかし、分かりやすいのが、
100%の善かというと、
そうでもないのではないかなと思うのです。

やはりいちど、
どこかに引っかかりを作ってあげたほうが、
記憶に残ることもあります。
考えるからです。

分かりやすいのは、
その裏返しで、考える必要がないのです。
考えなくても分かるから。
分かった気になるリスクをはらんでいます。

分かりやすい文章が良いのはもちろんわかりますよ。
分かりやすい話ができること、もちろん大事ですよ。

でも、右耳から入って左耳から出て行ってしまうような、
そんなイメージ。
脳内に何も残らないおそれもあります。

ですからあえて、
右の耳から入るんだけど、
そのまま左耳には抜けないように話す、書く。

いったん脳内でごちゃごちゃさせてから、
そのあとで解答を与えたりする。
そうしたほうが、記憶に残るんです。

9割は分かりやすさを追求し、
残り1割はあえて分かりにくいポイントを
作ってみる。
分かりにくさは、必要悪だと考えましょう。

僕の話で分かりにくいところがあったら、
それは、わざわざそうしているんだな~、
と思っていただければ(^o^)

★★★★★★★★★★

【編集後記】

昨日は池袋で講義。

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