バラモンキング2017の完走記シリーズ。
第1回からぜひどうぞ↓↓↓
登場人物はこちら↓↓↓
★
ラスト10km。
通常のフルマラソンでは、もっともきつい区間。
ここでの粘りが、タイムを決める。
しかし、14時間切りという目標が定まった僕にとっては、
むしろラスト10kmはかなり快調だった。
エイドを中心に、ときおり歩きを混ぜながらも、
淡々と駆ける。
辺りは真っ暗で、たまにライトがあるだけだ。
★
いつかの柴又ウルトラを思い出す。
あれは2014年6月1日。
人生初めて100kmマラソンを完走した日。
完走できることがほぼ確実となった90km過ぎ、
僕は泣いていた。
ここまでやってきてよかった。。。
一気にあふれ出す。
サングラスで隠しながらひっそり泣いた。
あのときも、真っ暗だった。
灼熱地獄の1日だった。
開始5kmで後悔した。
それでも、家族、仲間を思い出しながら、
川沿いの道を走り続けた。
その1年前、2013年にも柴又ウルトラには出走していた。
しかしその時はサヨナラバスに乗ってしまった。
人生初のリタイアだった。
弱い、弱すぎる俺。
情けなくて涙など1滴もこぼれなかった。
リベンジで臨んだ2014年のレースだった。
★
あれから3年が過ぎた。
リベンジという点では、今回も同じ。
暗い道を淡々と駆けていく。
選手はもう、ほとんど通らない。
しばらくいくと、目の前に、
大きな赤い火の玉のようなものが突然浮かび上がってきた。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
昨日は私の実家へ帰省。
妹2人と遊んでもらって、
娘もご満悦でした。
今日は妻の実家へ帰省します。
【昨日のトレーニング】
なし