これは,僕が人生で初めてインドはムンバイを旅したときの記録である。
過去のエントリは以下から。
生まれて初めてインドに行って感じたことをありの~ままの~文章にしてみた。その1
生まれて初めてインドに行って感じたことをありの~ままの~文章にしてみた。その2
生まれて初めてインドに行って感じたことをありの~ままの~文章にしてみた。その3
生まれて初めてインドに行って感じたことをありの~ままの~文章にしてみた。その4
※主な登場人物
トミー帝:某外資系コンサルにて働くスーパーエリート。インドはムンバイへ赴任中。仕事でロジカルなのは当たり前だがプライベートでもついロジカルな面が出てしまい,なかなか良い相手が見つからないらしい。
AKB帝(羅帝):スーパー保険家。85kgの巨体ながらフルマラソン4時間切り,100kmウルトラマラソン2回完走,アイアンマンレース完走のすべてを,ランを始めてから1年以内に達成する強者。その文章力は圧巻。
マッチ帝:某ベンチャー企業のスーパー副社長。社内では神と呼ばれている。実力がありすぎてなんでも自分で出来てしまうため,いまは後継者の育成が課題。と本人は主張しているが,本当はしゃべりすぎて誰も話を遮れないだけとの噂も。
全員が私よりも年長者であり,人生の先輩として,またビジネスパーソンとして心から尊敬していることは言うまでもない。
※※※※※
青いタクシーが僕を責める
ここからホテルまで1時間弱。
シーリンクという高速を通って行く。
トミーのおかげで適正価格で乗ることが出来た。
もし1人であれば,確実に5倍の料金をとられていただろう。
乗ってしばらくして,僕はあまりの車の多さに唖然とした。
それ以上に,クラクションが鳴りっぱなしなのがもう耐えられなかった。
どうして彼らはこんなにクラクションを鳴らすのか。
「俺が俺が!俺が先に行くぞ!」
という意思の表れなのかもしれない。
もう一つ,車線がほとんど意味をなしていなかった。
車線の幅よりも車の幅の方が広かったりする。
車同士はいつもすれすれ。横も前も後ろも。
距離感が日本とはまるで違う。
道自体は,舗装されてはいるがけっこうガタガタで,ときどきお尻に強い衝撃が走る。
僕は幸いそこまでお尻は弱くないのだが,
お尻の弱いAKBは大丈夫なのだろうかと少しだけ心配になった。
ガタガタに震えているのは道路のせいだと思っていたのだが,AKBやトミーの目から見た僕は,
恐怖や不安でガタガタ震えているように映っていたようだ。
確かにこの時点で僕は一抹の不安を感じていた。
まずい。このままだと明日はどうなってしまう?
明日はインド人とAKBと3人で行動予定だ。
何も会話が理解出来ないし話せないではないか。
僕はこの事実に直面し,英語のみならず日本語すら一言も発せない状態に陥っていた。
ホテルにてKumarとご対面
インドを案内してくれることになるのは,Kumar(クマール)。
トミーがインドに赴任したばかりの頃,道でいきなり声を掛けてきたという。
最初は適度な距離を保ちつつも,クマールの誘いに乗ったトミーに敬意を表したい。
そのときのトミーの決断がなければ,この旅はまったく違ったものになっていたであろう。
クマールは,「ザ・インド人」というような顔をしており,ひげがしっかりと生えていた。
※写真は翌日に撮ったもの。顔が若干引きつっている。
初めての挨拶,何と言えばよいのか,正直言ってまったく出てこなかった。
ハイ!
とか
ハロー!
なら出てくるが,そんな軽いものだっただろうか。。。
と考えていると,まったく考えるそぶりを見える間もなく
「ナイストゥーミーチュー」
とクマールと握手をかわすAKBがいた。
そうだった。こんな簡単なあいさつもできないなんて,,,
自分に嫌悪感を覚えつつも,AKBに続いてクマールに挨拶をした。
「ナイストゥミートゥ」
ナイストゥミー
トゥ
と言ってしまったようだ。
(このあたりは,AKBのブログに詳しい。)
Meet you
と
Meet to
この2つの差は大きい。あまりにも大きい。
ビーフとチキンの違い以上に大きい。
思い返せば日常会話としての「Nice to meet you」は人生で一度も使ったことがなかった。
このサイト
によれば,中学校1年生で習うということだ。
僕の英会話は中学校未満ということか。。。
初めてのインド人との会話で,
僕の明日への不安はさらに増幅することとなった。
続く。
複利のような逓増人生を歩みましょう!
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