そういえば,この一連のシリーズのタイトルについてあまり触れていなかった。
タイトルどおり,ここ最近,ランは不調であった。
直近3レースの記録は,
伊豆大島:4時間44分
勝田:4時間46分
古河:4時間12分
と,サブ3.5どころかサブ4すら達成出来なくなってしまった。
ランへの自信がかなり揺らぎ始めていた。
その流れもあり,野辺山のレースはこっそり回避しようとしていたのだが,
AKBとハラルのプッシュにより渋々出走することになった。
そのおかげで,ランへの自信が蘇ったのだから,
2人には感謝の気持ちで一杯である。
なんせ,日本最難関クラスのウルトラマラソンなのだ。
そのレースで,制限時間より1時間40分も速くゴール出来た。
自信が復活した。
その男,巨体につき
何と言っても今回のレース,僕にとってのMVPはAKBだ。
AKBの,その見た目に反する照れ屋さんな性格が僕を出走させてくれたのだ。
僕が出走しないとAKBはハラルとサシでのマラソンになってしまう。
通称
サシハラ
である。
サシハラを回避すべく僕を執拗に誘ってくれたわけだ。
きっと僕がいなくてもAKBなことならハラルとうまくやりくりしたと思うが,
2人きりという状況を想像して恥ずかしくなってしまったのだろう。
屈強で,チーム一の巨体なのだが,
意外とハートは乙女チックなのだ。
その文章力や鋭い論理展開でうまく丸め込まれてしまうことが多いが,
それは表に出てくる照れ隠しである。
AKBがレース関係の時にはいつもサングラスをかけているのも照れ隠しなのだろう。
思えばAKBと出会ったのは2012年の11月,かれこれ2年半の付き合いだ。
始めはランニングのラの字も知らないくせに羅(ラ)王と名乗っていて,
ただのお調子者なのかと思っていた。
だが,AKBがマラソンを始めた辺りからその本当の実力が顕在化し始めた。
彼はケツ蹴りの達人なのだ。
マラソンに限らない話だが,その気のない人をその気にさせ,
そして巻き込んで一緒にやり切らせてしまう。
そのパワーが半端ないのだ。
いつの間にか,AKBはランチームの中心的存在になっていた。
巨体で,80kgオーバーの体重にもかかわらず100kmを3度も完走している。
彼が僕と同じ体重だったら一体どれだけの記録が出るのか。
いつか60kgくらいになったAKBと競走してみたい。
AKB,ありがとう!
その男,投げプロにつき
そしてもう1人の野辺山の出走者がハラルだったからこそ,
僕の出走につながったのだ。
もしハラル以外のメンバーなら,僕がいなくてもAKBは大丈夫だったはずだからだ。
ハラルに関しては,AKBのブログをお読みいただければ,
その人となりがよく分かるだろう。
これは余談だが,実はあまり知られていない事実として,
僕も彼と一度サシモニをしたことがあるのだ。
水道橋のサンマルクカフェだ。
ただ,僕もまったく記事にされないままだった。
投げプロにとって僕は投げる価値もない男だったようだ。
そんなハラルとの出会いはあまり覚えていない。
おそらくどこかのセミナーだろう。
始めは他人行儀で敬語で話してくれていたのだが,
86年生まれと知った途端に態度が一変,
まだ知り合って間もないのにため口をきくようになった。
ハラルが僕にタメ語を使い,僕がハラルに敬語を使うという,
よく分からない関係がしばらく続いていた気がする。
そんなハラルは今回,
「野辺山舐めると痛い目に遭うよ!」
「野辺山のなんたるかを教えてやりますよザック!」
と息巻いていたが,
野辺山のなんたるかが彼の口から発せられることはなく,
気が付いたときには勝手にDNFしていた。
(ハラルの野辺山振り返りも25kmの次が71kmとなっている。
無理矢理終わらせてはいるが,もはやブログもDNFしたと言っても差し支えないだろう)
ハラル,ありがとう!
リベンジするハラルと一緒にまた野辺山に来ることになるはずだ。
今度は12時間,いや11時間切りを狙えるような力をつけていたい。
ありがとう野辺山!
★★★★★★★★★★
【編集後記】
バイクで無念の時間切れ。。。
DNFとなり,バラモンキングにはなれませんでした。
バラモンシリーズもブログで振り返ります。
ないすとぅみーとぅ!