会計士試験は二段階方式となっています。
まず「短答式試験」を受験し,合格した人だけが次の「論文式試験」に進めます。
大学受験でいえば,短答はセンター試験,論文は各大学の入試のようなものです。
会計士受験生は,とにかく第一関門である短答を突破する必要があります。
短答に一度合格すれば,その後2年間は無条件に論文式試験を受験できるので,
グッと合格可能性が高まるのです。
その短答式試験の形式は,正しい選択肢を選ぶマークシート方式。
ほとんどが5択なので,すべて勘で解いたとしても20%は正解出来ます。
とはいえ,そううまくはいかないもの。
勘って,本番に限って外れちゃったりするんですよね(^^;)
しっかり実力で合格点をもぎとりたいものです。
そのために,日々の学習でオススメの方法があります。
それは,
選択肢を隠して解くこと
です。
選択肢には必ず正しい答えが1つ含まれているはずです。
そして,その正しい答えをベースに,
引っかけの選択肢を作るのが一般的です。
例えば,正しい答えを導く算定式が,
10+20+30+40+50=150
であるとき,その他の選択肢としては,
140(10を足し忘れる)
130(20を足し忘れる)
120(30を足し忘れる)
110(40を足し忘れる)
100(50を足し忘れる)
などが考えられます(実際にはもう少し複雑に誤答を考えます)。
このとき,先に選択肢を見てしまうと,
なんとなく引っかけポイントが分かってしまったりするのです。
また,正しい文章の組合せなどの場合にも,
選択肢を先に見てしまうことで,5択を3択にすぐ絞れてしまったりします。
実際の試験では選択肢が見えている状態で解きますので
初見(初めてその問題を解くとき)はそれで構いません。
しかし,復習する際には,あえて選択肢を隠し,
確実に正しい解答を自力で導き出して欲しいのです。
その際に選択肢が見えてしまうと非常に邪魔になります。
選択肢を隠して,確実に答えを出してから,選択肢を見るようにすると,
ものすごく力がつくはずです。
僕もこの方法によって,短答式試験は相当点数が伸びました。
もちろん会計士試験に限らず,
選択肢がある試験であればすべてに有効でしょう。
是非試してみて下さい。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
銀河英雄伝説,やっとこさ5巻まで読み終えました。
純粋に物語として楽しんでいます。
ないすとぅみーとぅ!