致知6月号のタイトルは寧静致遠(ねいせいちえん)。
知らない言葉でございました。
寧静に非(あら)ざれば遠きを致(きわ)むることなし。
「丁寧に真心を尽くしていかないと、
遠大な事業を達成することはできない。」
という意味です。
私のPCでは最初「寝伊勢一円」と変換されましたw
伊勢で寝るのが一円だったら行ってもいいかも。
野宿ってことかもしれませんが。。。
そんな6月号から気になった部分をば。
毎度のことながら受験勉強に役立つことが満載です。
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「一歩一歩上がれば何でもないぞ」
130段の階段を毎日のぼる90歳以上の人がこんなことを言っています。
130段を1回上ると考えると、大変なことのように思えますが、
1段を130回上ると考えれば、実は何でもないのです。
困難は分割せよ。
一口ずつ食べよ。
これは受験勉強にも通じています。
会計士になるための講義の回数をいきなり見せられたら、
あるいはテキストの冊数、ページ数を聞いたら
だれでもやる気がなくなってしまうでしょう。
でも、結局は、1回1回の講義、1冊1冊のテキストを、
丁寧にこなしていくことしかできないのです。
というより、それが大事になってくるのです。
自分の身を高いレベルに置く
これも大事。
私は勉強仲間がいたおかげで受験を乗り切れたタイプなので、
勉強仲間はいたほうがいいと思っていますが、
どんな人たちと仲良くなるかが重要です。
傷の舐め合いではなく、ちゃんと高めあえる仲間。
できなかった言い訳ではなく、
できるようになるにはどうすればよいかを話し合える仲間。
そんな人たちに囲まれた環境に身を置けば、
自然と成績も上がってくることでしょう。
金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間である
ここでは「金」で語られていますが、
「時間」でも同じです。
時間がなくて。。。
ちょっと忙しくて。。。
と言っている限り、何も始まりません。
私としては、そういう言い訳が出てくるということは、
そもそもそんなにやりたいことじゃないんだ、
と思うようにしています。
自信は必要不可欠ですが、ややもすると自信は過信に、過信は慢心に、慢心は傲慢に変わり、最終的には破滅に至ってしまう
これ、難しいところです。
受験を乗りきる上で、自信を持つことはとても大事。
でも、書いてあるとおり、過信、慢心、傲慢に繋がってしまう恐れもあります。
あくまでも謙虚に。
謙虚な自信(?)を持てたら1番です。
私も、初年度の論文式は、
自信が過信に変わってしまい、不合格となりました。
2年目は、過信ではなく確信へと変わり、
しっかり合格することができました。
長期で頑張るポイントっていうのは、結局好奇心ではないかと思います。
陸上の為末大さんの言葉。
好奇心を持てなくなったら、それは辞める時。
受験勉強では未知との遭遇がたくさん出てきますが、
一つ一つに興味を持って考えてみる姿勢を持てるかどうか。
その姿勢が残っている限りは、勉強も続けられることでしょう。
特待生になろうと決心し、そこから猛勉強をスタートした。だが、やり始めるとライバルの成績が気になって仕方ない。あいつはこの科目で何点取った、俺は何点だった、ということばかりに囚われてしまう自分が情けなく感じられた。そこから逃れる方法はないかと熟考を重ね、出した答えは「全科目百点満点を取ればいい」というものだった。
先日亡くなられた渡部昇一さんの「二十代をどう生きるか」より。
この視点はありませんでした。
受験を続けていくとどうしても他者との比較をしてしまいます。
もちろん相対評価の試験であればそれも必然なわけですが、
最終的な結果論であって、受験勉強期間においては、
自分のできることをしっかりとやり続けるしかありません。
他者と比較していちいちモチベーションを
上下させていては長続きしません。
てことで、鬼のように勉強し、
圧倒的ナンバーワンを目指してしまいましょう!
目指すだけならタダですから!!
★★★★★★★★★★
【編集後記】
今日はMTGのあとウェットスーツでスイムレッスンでした。
合間に原稿を進めつつ、夕方には仲間と目標の振り返りをします。